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いやだから、
なんでさとみくん、
そんな色っぽいの。
浴衣から鎖骨がちらちら見えて、
えっと、えっと、直視できない。
A「ちょ、待って、」
さとみ「んー……」
私に跨ったまま少し首を傾けて、
ニッコリ笑うさとみくん。
さとみ「普通にムラムラしてきた」
A「はっ、?!」
驚いて声を出そうとすると
口を手で塞がれた。
さとみ「……なんか、可愛い反応するから」
A「んーー!!」
そんなこと言うけど
私に言い返す権利返して!
私の口を開放して!!
さとみ「ははっ、息くるし?」
A「ん、」
さとみ「意地悪するって言ったじゃん」
耳元で急に低い声を出されて
肩が跳ねる。
そのままさとみくんの顔は首筋におりていく。
もう少しで唇が触れる…
私はもう我慢できなくて
さとみくんの肩を突き飛ばした。
A「はぁ……っ//」
息を整えながら
さとみくんを睨む。
A「ちょ、さとみくん、よく考えて、ね?」
さとみ「んー?」
ぴくりともしない表情のまま首を傾げる。
A「私、メンバーだよ?Aだよ?わかってる?」
さとみ「うん」
同じ顔で頷く。
A「キャバ嬢でもなんでもないよ?私だよ?!」
できるだけみんなを起こさないように
小声で話す。
A「なんで私に…ム、厶ラ…ムラ……するの?//」
さとみ「なんでだろーね、本能だね」
A「は?!」
全く変化しない真顔でさらりとそう言うさとみくん。
さとみ「かわいいって思っちゃったんだもん」
A「……」
なんでそんな、大真面目に言うの。
A「ん、わかった、酔っぱらってたってことにして忘れてあげる、」
さとみ「は?」
A「ちょっと私出てくる」
ずっと動かなかった顔が
少し悲しく歪んだのを見ながら、
熱くなったまま収まらない顔を覆って
部屋を出る。
廊下を進んで、
景色がきれいなテラスに向かう。
うわ、夜もきれい。
ライトアップされた紅葉が幻想的。
A「ふう、、」
一回頭落ち着けなきゃ。
部屋戻れない。
さとみくんは酔っ払い。
さとみくんは酔っ払い。
さとみくんは酔っ払い。
そう、さっきのはただの酔っ払い。
四捨五入したら三十路の酔っ払い。
そうそう、大丈夫。
A「うん、大丈夫。」
自分の頬をぱちんと叩いて
眠気を覚ます。
「Aー?」
後ろから声をかけられて
振り向くと、
そこには抹茶オレを持ったジェルくん。
顔に落書きはされてない。
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いちご - リクエストです!(名前)ちゃんがたおれて、メンバーが助けるっていうのをお願いします。 (8月10日 15時) (レス) @page19 id: 43c577427d (このIDを非表示/違反報告)
かりん(プロフ) - キツネさん» 偶然ですね!!よかったです笑 (2019年4月21日 17時) (レス) id: 24f3758629 (このIDを非表示/違反報告)
キツネ - 私誕生日1月だから嬉しい! (2019年4月21日 15時) (レス) id: 55194c6b92 (このIDを非表示/違反報告)
かりん(プロフ) - なつみさん» ころちゃんのピンク…がんばります、笑 (2019年2月28日 23時) (レス) id: 24f3758629 (このIDを非表示/違反報告)
なつみ - ころちゃんとのピンクが見たい欲がやばい。良かったら書いてください! (2019年2月28日 17時) (レス) id: d37bac9867 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かりん | 作成日時:2018年9月14日 23時