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27.今度こそ、 ページ27



私はドアを開けっ放しにしてリビングへ行く。
虫が入りそうで嫌なんだけどね。

リビングの前に立ち、深呼吸をして、ドアを開ける。


ママが笑顔から一気に怒ったよう顔になる。
正直、怖い。

でも、

私は、


彩「お話が、あります。」


父「どうしたんだい?彩。」

パパが笑顔で聞いてくる
パパは何も知らないからね。

彩「双葉、伊吹君、いいよ。」

玄関に向けて言うと「お邪魔致します」といい、入ってくる。

母「ちょっと彩!どういうこと?話があるって言うから何かと思えばいきなり知らない人を家に入れたりして!」

父「落ち着きなさい。
彩、君が理由も無くこんなことをする子だもは思っていない。
何か理由があるんだろう?」

彩「うん。」

やっぱり、パパは優しいな。


父「君達も、ただの友達って訳じゃなさそうだね。」

パパは双葉たちの方を見ながら言った。


双「はい。
ご家族を全員ここに呼んで貰っても宜しいですか?」

父「ああ、分かった。裕樹を呼んでくるよ、君達は座って待ってなさい。」


母「ええ。」

奈子はまだ状況がよく分からず不安がってるみたい。

パパは大丈夫、とでもいうように奈子の頭を撫でた。
すると奈子の表情が少し和らいだ。


パパがリビングを出るととても静かになった。
この静けさがすごく嫌だ。
無言でママに睨まれる。
この空間が嫌いだ。

パパ、早く来て!


そう思っていると手が暖かくなった。
驚いて見ると、

私の右手を双葉が、

左手を伊吹君が握っていた。


二人ともこっちを向いてニコニコしている。

うん、そうだよ、私は、一人じゃないんだ。


私は二人に笑い返した。


三人で手を繋いで笑い合っているとリビングのドアが開いた。

そして、パパとお兄ちゃんが入ってきた。
お兄ちゃんはいつも通り不機嫌そうだ。

父「では、三人も掛けてくれ。」


私が座ると右に双葉が、伊吹君は座らないで双葉の右後ろに立っている。

父「?君は座らないのかい?」

伊「はい。私は結構です。」


いつもと違う口調でビックリしたけど良く考えれば伊吹君は赤鬼家の護衛だもんね。
当然か。

父「それで、家族を集めてまでしたい話っていのは何かな?」







さぁ、






今度こそ、









始めよう。

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通行人A - 虐待をネタにしないでください。虐待経験のある自分からすると物凄く不愉快です。いじめもそうです。 (6月18日 12時) (レス) id: 05d80f8ec1 (このIDを非表示/違反報告)
アバリス - 早くつづきみたい (2020年2月12日 17時) (レス) id: 4952e864e4 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 更新頑張ってください!楽しみにしてます! (2019年1月4日 22時) (レス) id: 0dbf5a2ec8 (このIDを非表示/違反報告)
綾波美舞(プロフ) - とても工夫されていて読んでいて楽しかったです!更新楽しみにしています (2018年11月14日 16時) (レス) id: ebfeae08b9 (このIDを非表示/違反報告)
Kokone♪ - 面白いですね。更新頑張ってください。続きを楽しみにしています。 (2018年10月28日 13時) (レス) id: 1acdcbf3ab (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:悠海。 | 作成日時:2018年4月29日 16時

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