21.家族 ページ21
彩
港「ちょっ、彩、泣かないでよ。」
彩「ごめん。嬉しくて。」
私は涙を拭って双葉の方を向いた。
彩「改めて、よろしくお願いします。双葉ちゃん。」
双「私達は家族になるのよ?敬語なんて不要、ついでに、港に聞いたらあなた、私と同級生らしいじゃない。双葉でいいわ。私も彩と呼ぶわね。」
彩「うん!双葉!」
双「取り敢えず、この公園から出ましょう。そろそろめんどくさいのが来る頃だわ。」
双葉は顔を歪めて言った。
めんどくさいの?
誰のことだろう?
と、その時、
?「
私達の前に現れたのは、燃えるような真っ赤な髪色をしてイヤホンをした少年だった。
双葉はその子を見るともっと顔を歪めた。
双「あんたに追いかけ回されるのが嫌だから逃げたんでしょう。」
?「そりゃねーって主ー。」
話しの内容から察するにこの人が双葉の言っているめんどくさいのなのだろう。
どんな関係なんだろう?
主って呼んでるから双葉より立場が下だよね。
でも、思いっきりタメ口だし。
う〜ん、、
気になる!!
彩「ねぇ双葉、その人とどんな関係なの?」
双「う〜ん言葉にするのはちょっと難しいし、長くなるかな。まぁ簡単に言えば私の護衛、かな?」
すごっ
赤鬼家は護衛までいるんだ。
双「伊吹、自己紹介。」
伊吹?「おう!俺の名前は
春野一族?
聞いたことない。
みんなも首を傾げている。
、、黒木君を除いて。
双「春野家は私達、赤鬼家の護衛。戦闘は強いよ。伊吹は。」
伊「照れるぜ〜。主〜。」
双「気持ち悪い。とっ、こんな事してる場合じゃなかった。彩、細かいことは明日話すから今日は立花家に帰りなさい。」
彩「なんで?嫌だよ、、、」
双「ごめんね。こっちも準備があるの。例えば今、私が彩を赤鬼家に連れて行ったら私が捕まるわ。誘拐の罪で。」
そっか。
双「ごめんなさい。でも、今日で終わりよ。」
そう考えると気が軽くなった。
双「明日の朝、ここに来て。貴方の家族に話しに行くわ。」
彩「うん。分かった。じゃあね。」
そう言って私は歩き出した。
美「待って!本当に行くの?赤鬼家へ。」
彩「私を受け入れてくれるところがある。これだけで赤鬼家へ行く理由なんて充分じゃないかな?美門君。」
美「、、そう、、だね。」
こうして私はみんなの視線を無視して公園を出た。
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通行人A - 虐待をネタにしないでください。虐待経験のある自分からすると物凄く不愉快です。いじめもそうです。 (6月18日 12時) (レス) id: 05d80f8ec1 (このIDを非表示/違反報告)
アバリス - 早くつづきみたい (2020年2月12日 17時) (レス) id: 4952e864e4 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 更新頑張ってください!楽しみにしてます! (2019年1月4日 22時) (レス) id: 0dbf5a2ec8 (このIDを非表示/違反報告)
綾波美舞(プロフ) - とても工夫されていて読んでいて楽しかったです!更新楽しみにしています (2018年11月14日 16時) (レス) id: ebfeae08b9 (このIDを非表示/違反報告)
Kokone♪ - 面白いですね。更新頑張ってください。続きを楽しみにしています。 (2018年10月28日 13時) (レス) id: 1acdcbf3ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:悠海。 | 作成日時:2018年4月29日 16時