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ヴァ『ふぅ·····面白かったね』
「うん·····」
ヴァ『どうしたの？』
「いや、私、原作知ってたの」
ヴァ『まじで？！すげぇ！』
先程みた恋愛映画は、何年か前に読んだケータイ小説が原作だったのだ。
適当にスクロール読みしていた作品が、まさかこうやって中学の同級生とカップル割りで映画鑑賞って、思いもしなかった。
というか、当時の私がこのことを知ったら腰を抜かす所ではないだろう。
その後も、ポップコーンのカップとジュースを捨てて、
まだ明るいし遊ばね？というノリでゲームセンターに行ったり、これまたノリでプリクラを撮ったりした。
ヴァ『いやぁ最近のプリクラはすげぇよ』
「だよね。高校入ってからは撮ってなかったから進化しててびっくりしたよ」
ヴァ『え、Aってプリクラ撮ってないの？』
··········しまった。
ハッとした時にはもう遅い。
ヴァ『そういえばだけど、高校いちばん楽しんでそうなAがインスタやってないし、今日一回も瑞稀先輩の話してないっておかしくない？』
「あ、えっと·····高校は、勉強！勉強頑張ろうと思って！·····ほら、今年は受験だし？·····瑞稀先輩のことは、もう吹っ切れたから」
ヴァ『·····そっか。うっちー元気にしてる？』
「え？颯太？うん、元気だよ」
ヴァ『それなら良かった(笑)』
どうして颯太のこと聞くの？って尋ねようとしたけれど、渉が先に『LINE教えて！』って言ったので素直にQRコードを差し出した。
ヴァ『···オッケーありがと。あ、今日撮ったプリクラ、インスタに上げていい？』
「うん、いいよ」
ヴァ『やった！じゃ、送ってくよ』
「ええ！いいよ！そんな遠くないし·····」
ヴァ『俺が送りたいからいいの。ね？』
さりげなく繋がれた手。
今度は、恋人繋ぎではない。
「···別に迷子にはならないから」
可愛げのない私は、いつのまにかカッコよくなった渉の姿に目を背けた。
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ぷむに(プロフ) - せいらさん» コメントありがとうございます☺️只今【王道vs3】を公開しました！是非ご覧ください☺️ (5月3日 18時) (
レス) id: cbc656dd8c (このIDを非表示/違反報告)
せいら(プロフ) - コメント失礼しますパスワードを教えて欲しいですお願いします🙇♀️ (5月2日 18時) (レス) @page50 id: f287b45294 (このIDを非表示/違反報告)
ぷむに(プロフ) - バラさん» コメントありがとうございます！なかなか更新出来ずにすみません💦不定期ですが、これからもこの作品をよろしくお願いします☺️ (2022年6月16日 21時) (レス) id: cbc656dd8c (このIDを非表示/違反報告)
バラ(プロフ) - 続きが気になります！更新待ってます。 (2022年6月14日 12時) (レス) @page4 id: e2d5e55f6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷむに | 作成日時：2022年6月7日 14時
