色柱は男好き。ー弐ー【鬼滅の刃】

男好き86 ページ41

.





NOside





昨晩、鬼を連れた隊員を発見し、その鬼諸共捕えたという情報が鬼殺隊本部に入った。



今回柱が集められたのは、

その隊員と鬼、隊律違反を犯した冨岡への対処を議論する為である。

　


柱の中では隊員、鬼双方を処罰する意見が過半数を占めていた。


唯一、胡蝶は擁護の立場であり、

甘露寺と時透は中立を保っていた。


時透の場合は興味がないだけなのだが…。




一方、隊律違反を犯した冨岡は、少し離れた所で一人立たずんでいる。





そこへ風柱、不死川が鬼が、入った箱を片手に現れた。


鬼の潔白を訴える隊員の言葉に怒りを顕にした不死川は、


鞘から刀を抜き、

箱目掛けて振りかざす__________________が、









__カキンッ






その刀を何者かの刀が遮った。









予想だにしない状況にその場が凍りつく。



また、刀を遮っている相手が同じ柱だからという事が、

それに拍車をかけている。









「…おい、何しやがんだよてめぇ……！！」





銀髪の髪が揺れ、

その髪を彩る簪が太陽に反射し、キラリと光る。









『この頃腕が鈍って来たなぁと思ってたんですけど




でもどうやら







今ので感覚を取り戻したみたいです』


そう言って彼女はクスリと笑った。

男好き87→←男好き85

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す