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「この箱に手出しはさせない!炭治郎とAちゃんの大事なものだ!」



「オイオイオイ!何言ってんだ!この中には鬼がいるぞォわからねぇのか?」



「そんなこと最初からわかってる!!」



鬼を連れてるのはわかってた。鬼の音は人間の音と全く違うから


でも…炭治郎からは泣きたくなるような優しい音がする。今まで聞いたこともないくらい優しい音だ

Aちゃんは本当に優しくて、今にも泣いてしまいそうな音がした。


生き物からはとにかく音がしている。たくさんの音が零れ出している。呼吸音、心音、血の巡る音、それを注意深く聞くと相手が何を考えているのかもわかった

俺は人によく騙された、俺は自分が信じたいと思う人をいつも信じた。鬼殺隊でありながら鬼を連れている二人…でもそこには必ず事情がある筈だ

それは俺が納得できる事情だって信じてる

「俺が…俺が…直接二人に話を聞く。だからお前は……引っ込んでろ!!」


炭治郎side



鼓の鬼を倒した俺はてる子達と一緒に屋敷を出ると目の前の光景に目を見開いた



「刀を抜いて戦えこの弱味噌が!!」


そう言って刀を向ける猪の被り物を被った少年とそんな彼から箱を守るように踞る善逸


「炭治郎…俺…守ったよ」


ボロボロになりながらも箱を守る善逸を見て涙を流す正一君。その横には、気を失ったAが居た


「お前が…これ…命より大事なものだって…言ってたから……」

「威勢のいいこと言ったくせに刀も抜かねえこの愚図が!! 同じ鬼殺隊なら戦ってみせろ!!」


猪頭の男にいくら蹴られようが反撃せず炭治郎の籠を抱える善逸を見た炭治郎はあの冬の日の出来事が浮かぶ。

「お前ごと箱を串刺しにしてやる!!」


猪頭がそう言って日輪刀を構えると炭治郎はすかさず飛び出す。


「やめろ!!」


そしてその勢いで男の腹に拳をお見舞する
バキッと骨の折れる音が鳴った


「お前は鬼殺隊員じゃないのか!!」



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琴音 - めちゃくちゃ、キュンキュンしました!ありがとうございました🙇 (2022年3月30日 22時) (レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
舞。(プロフ) - 愛さん» コメント有難うございます!上手じゃないです〜〜〜私が色んな方から画力を貰いたいです、笑 (2019年10月28日 10時) (レス) id: 42a689ad41 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 絵、上手、、、、、、画力分けてくださいよ! (2019年10月28日 8時) (レス) id: 53b6a0eef8 (このIDを非表示/違反報告)
舞。(プロフ) - アイスさん» わ〜〜有難うございます! (2019年10月25日 20時) (レス) id: 42a689ad41 (このIDを非表示/違反報告)
アイス - 夢主可愛いし、絵も上手い!(p^-^)p (2019年10月25日 19時) (レス) id: 617ca4b157 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:舞。 | 作成日時:2019年10月22日 8時

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