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その音がなった途端、屋敷から人が飛んできた
『ッ!!』
Aはすぐに子供たちの視界に入らなように前に出る
「出ら…せっ…かく…。
あ…あ…出られ…たの…に…、外に…出ら…れた…のに…… 死…ぬ…のか…? 俺…死ぬ…の…か」
するとその屋敷から雄叫びのようなものが聞こえた
「グォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!」
『__二人の、お兄ちゃんかな?』
「に、兄ちゃんじゃない…兄ちゃんは柿色の着物きてる…」
顔面蒼白になった男の子は、小さな声でそう言った
「っ__A!善逸!行こう!」
そう炭治郎が言うと、善逸は首を振る
「__そうか、分かった」
「ヒャーー!!!!何だよォー!!なんでそんな般若みたいな顔をするんだよォー!!!行くよォー!!!」
『無、無理はしないでね』
「やる!!頑張る!!俺!!」
Aが話しかけると、態度は一変。やる気に満ち溢れる
『そ、そう__うん……』
炭治郎は兄妹のもとに禰豆子が入っている籠を置いていく。
「もしもの時のためにこの箱を置いていく。 何があっても二人を守ってくれるから」
炭治郎、A、善逸の順で屋敷に入っていく。
善逸は相変わらず泣きながら炭治郎とAに自身を守るように言う。
「………善逸ちょっと申し訳ないが、前の戦いで俺は肋と脚が折れてる。 まだ完治してない。 だから」
「えええーーーーッ 何折ってんだよ骨! 折るんじゃないよ骨! 折れてる炭治郎じゃ俺を守りきれないぜ! ししし死んでしまうぞ!!
Aちゃん!俺を守って!!」
『え、え?こ、こういうのって普通逆じゃないかな……』
Aのド正論に、善逸は黙った
「ヒャッどうすんだどうすんだ!!死ぬよこれ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬひぃーーー!!
骨折してるなんて酷い!!あんまりだ!!死んだよ俺!
「善逸、静かにするんだ。 お前は大丈夫だ」
炭治郎の言葉にも耳を傾けず、騒ぎ立てる。
「違うんだ。 俺にはわかる、善逸は…駄目だ!!」
急に叫んだ炭治郎に、その方向を見ると、先程の兄妹が居た。
『き、来ちゃダメだよ?!』
「お、お兄ちゃん。 お姉ちゃん…あの箱カリカリ音がして…」
「だっ…!! だからって置いてこられたら切ないぞ。 あれは俺の命より大切なものなのに…」
『で、でももう___』
その時、屋敷の木が軋むような音が鳴った
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更新してる時、バクが何度か起きて全然進みません。萎え
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琴音 - めちゃくちゃ、キュンキュンしました!ありがとうございました🙇 (2022年3月30日 22時) (レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
舞。(プロフ) - 愛さん» コメント有難うございます!上手じゃないです〜〜〜私が色んな方から画力を貰いたいです、笑 (2019年10月28日 10時) (レス) id: 42a689ad41 (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - 絵、上手、、、、、、画力分けてくださいよ! (2019年10月28日 8時) (レス) id: 53b6a0eef8 (このIDを非表示/違反報告)
舞。(プロフ) - アイスさん» わ〜〜有難うございます! (2019年10月25日 20時) (レス) id: 42a689ad41 (このIDを非表示/違反報告)
アイス - 夢主可愛いし、絵も上手い!(p^-^)p (2019年10月25日 19時) (レス) id: 617ca4b157 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:舞。 | 作成日時:2019年10月22日 8時