炭治郎の許嫁ちゃん。 弐 【鬼滅の刃】

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炭治郎が周りをキョロキョロと見回していると木の上から声が聞こえてきた。





｢そんなことより冨岡はどうするのかね｣



｢拘束もしてない様に俺は頭痛がしてくるんだが、胡蝶めの話によると隊律違反は冨岡も同じだろう、どう処分するどう責任を取らせるどんな目に遭わせてやろうか｣

蛇柱──伊黒小芭内

「(伊黒さん相変わらずネチネチして蛇みたい
しつこくて素敵)｣

｢……｣

水柱──冨岡義勇

｢(冨岡さん離れた所に一人ぼっち、可愛い)｣


｢まぁいいじゃないですか、おとなしくついて来てくれましたし、処罰は後で考えましょう

それよりも私は坊やとお嬢さんの方から話を聞きたいですよ｣

そう言ってしのぶは二人を見る

「(俺のせいまで冨岡さんまで！)」

炭治郎が咳き込むと、しのぶが鎮痛剤の入った水を飲ませる。

「…ありがとうございます…

俺の妹は鬼になりました
だけど人を喰ったことはないんです本当です

今までもこれからも
人を傷つけることは絶対にしません

いや俺がそんな事させません！！！」

『私も禰豆子ちゃんにそんなことはさせませんッ！！！』

「くだらない妄言を吐き散らすな
そもそも身内なら庇って当たり前
言うこと全て信用できない俺は信用しない｣


｢あああ…鬼に取り憑かれているのだ早くこの哀れな子供を殺して解き放ってあげよう｣

誰も二人の言葉を信じない。
二人は必死に訴えた。



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