炭治郎の許嫁ちゃん。 弐 【鬼滅の刃】

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糸を刀で斬り裂けば、力を失ったかのように崩れ落ちる隊員の身体。


横を見れば、伊之助多数の隊員の背に付いた糸を一瞬で斬り裂いていた。


糸を斬っていると、カサカサという音が聞こえる

よく見ると、蜘蛛が沢山居る。＿＿糸を吐いてる

糸から解放した隊員はさっきと同じく糸に繋がれたらしく起き上がってきた


「糸を斬るだけじゃ駄目だ！また蜘蛛が操り糸を繋ぐ！だから…っ」


突然鼻を塞ぐ炭治郎に声を掛ける

『どうしたの！』

「っ、臭いが、刺激臭がする！さっきから風に乗って流れてくる」


「じゃあ蜘蛛を皆殺しにすればいいってことだな！！」

「無理だ！！蜘蛛は小さいし多分かなり数がいる！！操っている鬼を見つけなければいけないんだよ、でもさっきから変な臭いが流れてきていて俺の鼻がうまく機能しない！」

「伊之助！！もし君が鬼の位置を正確に探る何らかの力を持っているなら協力してくれ！！」

ふと、炭治郎と目が合う

それを合図に口笛を吹くと、沢山の鳥たちが現れる
鳥たちは協力してくれるみたいだ

「じゃあ俺と操られてる人たちをどうにかしよう！！それから、えーっと」

「村田だ！！」

「村田さん！！俺たちの3人で……」

その時、風が吹いた。


強い気配に釣られ、
空を見上げるとそこには白髪の少年が糸の上に立ち四人を見下ろしていた



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