炭治郎の許嫁ちゃん。 弐 【鬼滅の刃】

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その後、善逸は禰豆子が炭治郎の妹だと分かると、媚を売り始めた。

『禰豆子ちゃん。ほら、ぎゅー』

そう言うと素直に抱きついてくる禰豆子を、Aは嬉しそうに抱き返す

その光景に、炭治郎と善逸は嬉しそうに見守っていた



後日


骨折が癒えた頃緊急の指令が来た。四人共々那田蜘蛛山へ一刻も早く向かうという指令だった。

四人は準備を終えると門まで見送ってくれたお婆さんに頭を下げる


「では切り火を…」


「ありがとうございます！」
『有難うございます』

「何すんだババア！」


お婆さんに襲いかかろうとする伊之助を皆で抑える

「馬鹿じゃないの！？″切り火″だよ！！お清めしてくれてんの！危険な仕事行くから！！」


「どのような時でも誇り高く生きて下さいませ。ご武運を…」


頭を下げるお婆さんにお礼を言い四人は走り出した


「誇り高く？ご武運？どういう意味だ？」

「そうだな、改めて聞かれると難しいな…誇り高く…自分の立場をきちんと理解してその立場であることが恥ずかしくないように正しく振る舞うことかな」

『ご武運は、私達の無事を祈ってるってことかな、あと頑張って下さいとか…』


「そうそう」


「その立場ってなんだ？恥ずかしくないってどういうことだ？」


「それは…」


伊之助に質問攻めされた炭治郎は、諦めて走った




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