7話 ページ8
太宰side
結局。見つからなかった__
戸籍も、Aについての情報も、一切見つからなかった
そんなやつと一緒で森さんは大丈夫なのだろうか_
まぁ森さんなら殺 される前に殺 すか、
中原「な?無かっただろ?」
太宰「そもそも調べたのって君の仲間でしょ?なんで君が得意気なのさ」
中原「別にいいだろ…」
構成員「太宰さん、中原さん、首領が訓練室にと_」
太宰「あぁ、うん分かったよ。」
中原「彼奴と戦うんだろ?武術で」
太宰「異能は無しじゃない?多分だけど」
中原「チッ…異能有りの方が早ェのに」
太宰「まァ僕はAの方が勝つと思うな!どっちが負けても嬉しいけど!」
中原「はぁ?!俺に決まってんだろ!」
太宰「じゃあどっちが勝つか賭けよう。僕はA。君は自分でね」
中原「何を賭けんだよ」
太宰「うーん…蟹!」
中原「おぅ……ってそれ手前の好きなものじゃねぇか!!」
訓練室__
貴方side
『おぉ!中原!待ってたぜ!』
中原「首領は?」
『首領は別室で映像を見るってよ』
太宰「ねぇねぇ、一つ聞いていい?」
『なんだ?』
太宰「君、戸籍がなかったんだけどそれは何故だい?」
『_調べたのか?!』
太宰「うん。」
『そりゃァないだろ、俺を産んだやつはちょっと育てたけど存在を無かったことにしたし、俺もどうでもよかったからな』
太宰「…?君、捨てられたの?」
『おう!5歳の時にな!』
太宰「へぇ…」
中原「だからねぇのか…」
『ま、過去の話はその辺にしといて、早速やろうぜ!首領からは 異能禁止 武器禁止 だと』
中原「チッ…負けても知らねェからなァ!」
『ちなみに俺が勝ったら中原から3万な!』
中原「はっ?!手前何勝手に…」
『俺、金が懸かった勝負じゃねェと本気でねェんだよ。首領もいいよって言ってたし』
太宰「いいじゃないそれ!」
中原「じゃあ俺が勝ったら?」
『ないよ?』
中原「……それ不公平だろ!」
『だって俺金ねェもん。欲しいなら俺太宰に借りて渡すけど』
太宰「何それ辞めてくれない?!中也だけでいいでしょ!」
中原「俺も嫌だよ!!」
首領「取り敢えず始めて欲しいんだけども…」
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作者名:舞。 | 作成日時:2019年9月1日 18時