百二十四話 清々しいほどに ページ24
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「＿＿＿君達の勝ちだよ。敦君。Aちゃん」
そこには、太宰が居た。
「君達の魂が勝った。これで街は大丈夫だよ」
そんな太宰に敦は必死に訴え始める
「危険です太宰さん！空から敵の銃撃が」
「どうかな？」
太宰がにんまりと笑うと、ポケットから何かのボタンが出てくる
太宰はそれを滑らかな動作で押した
ピッ＿＿＿＿＿＿
周りは白い白煙に包まれた
「おい！タイガーボーイもストケシアも立ってるぜ？！」
「
「それだけじゃねーぞ！」
モニターに映る景色がみるみるうちに白く霞み、視界不良を起こす。
それと同時に、部屋の機材からエラーを示すブザー音が響き始めた。
「熱センサー探査レーダー無効！これは＿＿＿＿飽和チャフです！」
電波を反射する物体が横浜に充満し、完全に標的の確認が不可能となる。
トゥエインは片手で前髪をくしゃりと握った。
「すぐ準備出来る代物じゃない……タイガーボーイとストケシアが逃げる前から街中に仕込んでいたのか！人形を届ける為に、二人が落ちてくると信じて……！」
何の連絡も指示も出来なかった筈だ。二人が人形を持って白鯨を抜け出せる保証なんてなかった。
それでも、探偵社は二人を信じていた。信じて、万全の体制を整えていた。
一筋の汗を垂らした彼の口角が、吊り上がる。
そして彼は、声を上げて弾けるように笑った。
トムとハックが驚いたようにトゥエインを見る。
それを他所に、トゥエインは片足を台に乗せて心底楽しそうに笑っていた。
「これは凄い！完敗だ……！」
敗北を認めた彼の表情は、清々しかった。
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舞。(プロフ) - 心さん» ありがとうございます〜！！！更新頑張ります！ (2019年11月17日 22時) (
レス) id: 42a689ad41 (このIDを非表示/違反報告)
心(プロフ) - とっても面白いです！続き楽しみにしてます！ (2019年11月17日 21時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：舞。 | 作成日時：2019年11月12日 15時
