百二十一話 可能性の ページ21
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次の瞬間、Aと敦の周りには蒼い障壁が現れた
「＿＿あれ＿＿僕、生きてる＿＿＿＿」
『＿＿＿異能力が、中島さんにまで＿＿＿＿』
その事実に、目を見開いた。この異能力は他人にも″付与″できる
『＿＿これが＿＿可能性＿＿』
「疾く……届けなくちゃ……」
敦が痛む足に鞭を打ち、嗤い続けている人形に近付く。
そして、それに手を伸ばした、瞬間。
彼と人形の間の地面に轟音と共に亀裂が生まれた。
弾かれたように顔を上げた敦の目に入ったのは、空に浮かぶ白鯨。
そして、此方へと狙いを定める銃口だった。
「くっ……！」
敦は人形とAの手を掴み、銃弾の雨から逃れるべく駆け出した。
「おいおい、外してんぞ下手糞」
「まーじーでー！」
白鯨内のモニター室で、トムによる野次に、狙撃手たるトゥエインが笑う。
二人は高層ビルの影から出て、見えた景色に眼を見張った。
其処には、�狠蝋��瓩�広がっていた。
ほんの数日前に見た時は平和そのものだった街は、荒れ果てていた。
目から血の涙を流す人々が横行している。
彼らは武器を手に周囲の人に襲い掛かり、狙われた人は必死に応戦している。
彼方此方から煙が上がり、地面には大きな割れ目が幾つもある。
標識は折れ、車はガードレールに伸し掛るように傾き、人々の叫び声が響く。
暫し茫然としていた二人は再び聞こえた銃声によって意識を引き戻し、走り出した。
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舞。(プロフ) - 心さん» ありがとうございます〜！！！更新頑張ります！ (2019年11月17日 22時) (
レス) id: 42a689ad41 (このIDを非表示/違反報告)
心(プロフ) - とっても面白いです！続き楽しみにしてます！ (2019年11月17日 21時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：舞。 | 作成日時：2019年11月12日 15時
