こいつづ 2

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you side


数日後

ー奈良ー



「Aさん！採血お願い」


そう言われて採血をしにいく


A 「はーい！菊池さん、なんか今日は肌が艶々してますねぇ」


菊池 「毎朝ウォーキングして、若い子たちの声聞いてるからかも、」


A 「それはいいですねー！」


そう言って採決を終わらせた


A 「医院長、コピー用紙が切れたので買ってきますね？」


「ついでに甘いもん買ってきて、カステラとか、クリームパンとか」


クリームパン、、、


A 「了解しました！笑いってきまーす」


そう言って病院を出た

あの後、奈良にある実家に帰って

近くの小さい病院に雇ってもらって

看護師代わり？みたいな感じで働いてる。

こんな時期に急に入っても雇ってくれるような

優しい街の病院の医院長

コピー用紙を買って

パン屋さんによってクリームパンを買って帰る

帰りを歩いてると電話がなって

流子ちゃん！あっ、連絡返してなかった

こっちにきてから忙しくて、、、


A 「ごめんなさい！流子ちゃん、何回も電話してもらって。敷金のことだよね？」


そう言いながら電話に出ると


［なに考えてんだアホ］


電話先で話してるのは、浬、、、？


［誰の電話にも出ない。俺がかけても］


だって、、、


A 「浬の声聞いたらせっかくこっちにきたのに、、、」


［どうするんだお前］


A 「それがもう再就職しててさ、すごい大きい病院の循環器内科で雇ってもらえることになって働いてるの。毎日忙しく」


できるだけ心配をかけないでおこうと

そう嘘を話す


A 「今もオペが終わった後。今から病棟回診、売店には美味しいアンパンもあるの」


［そうか］


A 「やっぱり地元が1番だね、、、田舎の空気は美味しいし、、浬に会えないのは寂しいけど」


そう言っても向こうからは返事はない


A 「でもそばにいると、甘えちゃうし、迷惑もかけちゃうから、」


［そうか］


A 「ここでもっともっとたくさんオペがんばって成長しようと思ってる、、、だからっ、、もうそんな、心配しないで？」


そう自分で言いながら泣きそうになる

その返事も全然帰ってこなくて

あぁ、やっぱり呆れられてるかななんて思った時



A 「えっ、、、、？」

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