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46話 ページ11

真澄「…。」

いづみ「真澄くん、来てくれたんだ。」

真澄「…。」

A「ほら、座って。」


真澄を座らせて話をする体制に入る。でもどう切り出したら良いのかな?


いづみ「真澄くんのご両親の話、聞いてもいい?」

真澄「…あの人達は、俺が小さい頃からずっと海外を飛び回ってて、顔を見る事は殆ど無かった。家に帰って来ても1泊か2泊して、直ぐにまた何処かに行く。

家に居ても、仕事の相手と会ってばかりで、関心を持たれる事なんて無かった。それでも、勉強やスポーツを頑張って成果を出せば喜んでくれるかもしれないって思って、頑張ったけど…結局何も変わらなかった。」

A「親との思い出はある…?」

真澄「小学校の時、1度だけ授業参観に来て欲しいって頼んだ事があった。その日は両親についての作文を発表する日だった。作文は先生にも褒められたから、聞きに来てほしかった。

でも、その日は会議があるからって言われた。何度も頼んだけど…あの人が言ったのは一言だけ。

『親の言う事を聞け。それが唯一、俺達がお前に望む事だ。』」

いづみ「ーー。」

A「…私と同じ。」


いや、真澄の家庭環境より私のあの家庭環境はまだマシな方だったのかもしれない。

家にはお兄ちゃんも居たし、近所には万理が居たから寂しくなかった。でも、真澄の家庭環境は少し、私と似ていた。


真澄「それから、あの人に逆らった事は1度も無い。それが、あの人の子供である俺の役割だと思ったから。

今迄は、日本で好きにして良いって言われてたから、好きにしてた。でも、もうそれも出来ない。」

いづみ「真澄くん…真澄くん自身はどうしたいの?」

真澄「…。」

A「海外なんて行きたくないよね?」

真澄「それはーー。

…今迄は泳がされてただけ。悔しいけど、あの人には勝てない。俺はまだ1人じゃ生きていけないから…。」


これは真澄の意思じゃない。お父さんがどんな人かなんて私は知らない。けど、自分の子供を自分の思い通りに動かすなんて申し訳ないけど自分勝手だ。

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はるる(プロフ) - 1.9さん» わぁぁ!ありがとうございます!これからも頑張らせていただきます! (4月27日 1時) (レス) id: 5634888c23 (このIDを非表示/違反報告)
1.9 - 続編おめでとうございます!これからの更新も頑張って下さい! (4月25日 20時) (レス) id: 47aa25969b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はるる | 作成日時:2019年4月25日 3時

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