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「このドラマ、考えさせられるよね〜、」
「もし私が記憶喪失になってドンヒョクくんのことを忘れたらどうしよう〜〜考えただけでっ、ひっく、泣きそう、、」
『所詮ドラマだろ、..........っておいなんで泣いてんだよ！』
「うう〜、絶対傷つけたくない、ドンヒョクくんのことだからずっと私を想い続けてくれるよね、やだ絶対やだー！」
『ん〜、......じゃあさ、数日後にヘチャニの記憶だけなくなるってわかってるとするじゃん、おまえだったらどうする？』
「なにそれ、」
『いーからいーから！』
「ん〜、私だったら、..........ってそんなこと考えたくもないけど、仮にもしそうなったら、ドンヒョクくんを傷つけてでも私の記憶がしっかりあるうちにさよならするかな、本当の事は言わずにね。」
『傷つけたくないんじゃないのかよ、』
「もう、マクは全然わかってないなあ！」
「記憶がなくなるのでさようなら、なんて言ったらドンヒョクくんは優しいからずっと私を想って私との過去に縋っちゃうでしょ。
自分の意志じゃないとしても、ドンヒョクくんを忘れるのは私自身だし。
でも逆に理由を隠してさようならすればドンヒョクくんはその瞬間は傷つくかもしれないけど1年後2年後、その先私を思い出すことはないでしょ。」
『なんだそれ、Aはヘチャニに忘れられてもいいのかよ。』
「いいよ、ドンヒョクくんの傷が最小限に抑えられるなら私は自分が悪者になってでもその道を選ぶよ。」
「それでドンヒョクくんが泣かずに済むなら、」
「その選択がどんなに非情なものだとしても、私はドンヒョクくんの未来に寄り添いたい、かな。」
『......ううっ、そっか、』
「ちょっとマク、なんで泣いてるの！」
俺を見て笑うA。
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あの時の俺は、Aがそんな選択を、しなきゃいけない日が来るなんて思ってもいなかったよ。
Aの中で答えなんてもう最初から、決まってたんだな。
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『ううっ、』
大事な親友を孤独にしてしまった、
ひとりでそんな選択をさせてしまった、
溢れ出てくる涙とAへの想いに、
俺は息をするのも嫌になった。
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李華(プロフ) - この作品を読むのは2回目だけどまた号泣しました😭かのお話が大好きです！ (12月27日 23時) (
レス) @page39 id: bf1bf25a73 (このIDを非表示/違反報告)
ﾕﾉﾀﾛ(プロフ) - リュイさん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえて、涙を流してもらえる作品になって本当によかったです🥲🥲あと少しですが最後までよろしくお願いします！ (2021年12月22日 4時) (レス) id: b9c18f97b5 (このIDを非表示/違反報告)
リュイ - 泣きそうです…と言うか泣きました。本当に、ありがとうございます。大好きです。 (2021年12月15日 17時) (レス) @page33 id: 2183f1b6e8 (このIDを非表示/違反報告)
ﾕﾉﾀﾛ(プロフ) - ごんちゃんさん» コメントありがとうございます！感動していただける作品になっているのであればすごく嬉しいです🥲🥲これからもよろしくお願いします😣 (2021年12月13日 3時) (レス) id: b9c18f97b5 (このIDを非表示/違反報告)
ﾕﾉﾀﾛ(プロフ) - うぇるさん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえて嬉しいです、、ありがとうございます🥺病気について詳しくないので不自然な点があるとは思いますがこれからもよろしくお願いします🥲 (2021年12月13日 3時) (レス) id: b9c18f97b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾕﾉﾀﾛ | 作成日時：2021年12月1日 15時
