お隣の諸伏くん

お隣11日目 ページ13

あれから私達は毎日の様に遊んだ。



新学期が始まって諸伏くんは私のクラスに、降谷くんは隣のクラスだったけどほぼ毎時間諸伏くんは行っていた。




私？？いや女の子といるもん、2人と遊ぶこともあるけど友達も2人だけじゃないからね！！



そして5年生、クラス替えの時。




『…わああ！！見てみて、3人とも一緒のクラスだよ！宿泊研修も修学旅行も一緒だね！！』




「おい落ち着けよ！班だって一緒になれるか分からないんだからな！」



「ゼロは夢がないなぁ、なれる！って信じてなきゃなれるものもなれないよ？」




諸伏くん良いこと言うじゃん、いいね！





『そーそー！降谷くんはもう少し素直に喜ぶって事を覚えてくれないと！』



「悪かったな素直じゃなくて！」





別に仲が悪いわけじゃないけど、降谷くんと私は言い合いみたいなのが増えた。



まあ、私がおちょくるだけなんだけどね！





『よし！行こ行こ！今年も最初は出席番号の席かな』



「そうじゃなかった事がなかっただろ」



「へ〜、僕の所は最初は自由席だったよ。最初の日は自由に座って次の日にくじ引きで席替え！」




楽しそう…。




『えーっと、宇野、降谷、諸伏……2人だけ近い！！！ずるい！』




「し、仕方ないよ苗字は変えられないから…落ち着いてAちゃん」



「訳の分からないわがまま言ってヒロのこと困らせるなよ」




降谷くんは私のお母さんかな！？

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