玉狛支部のフリーター (ページ28)

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フリーター鼻が高いページ28

『見てた？藍ちゃん、太刀川さんちっとも手加減してくれないんだよ！も～久々のランク戦がこんなんじゃ格好つかないよ～…』

｢そんな事ないです！他の隊員たちは久々のランク戦で太刀川さんから1本取れたことに感嘆していましたし、後輩から好かれてるのは圧倒的林さんですから！｣

必死にフォローしてくれる藍ちゃんに全私が泣いた。

｢勝っただけでこの言われようおかしくね…？｣

『こんなに素敵な後輩に囲まれてる私凄いですね…あれ、心做しか後光が…』

玉狛の子達に、藍ちゃんや駿くん。

あのツンデレで有名な士郎くんだって私に冷たくすること無いらしいし。

『やっぱり今日の勝負は私の勝ち…？』

｢お前その都合のいい頭捨ててこい｣

太刀川さん実は私の事嫌いですね？？

『ほらほら、藍ちゃんは荷物持っておいで。一緒に帰ろう、送るよ』

｢へ！？そんな、林さんのお手を煩わせなくとも…｣

もうこの子いい子過ぎて心配だよ私。

｢大人しく送ってもらえよ、断ったら執拗いぞこいつは｣

『心外ですね、食い下がるだけです』

｢それが執拗いって事なんだけどな｣

あれ？日本語って難しいね、そんな、ねえ？執拗くないもんねぇ。

『さ、行こ～。コンビニ寄ってなんか買おうね～』

｢す、すみません。おねがいします！｣