パンダの妹

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『…悠仁チャン、危ないと思ったら自分の身をきちんと守ってネ』


｢わかってるよ、A先輩｣


｢ふふ、流石五条くんの生徒たちだね。いいチームワークだ｣



どうしてこんな事になってるのか、よく分からなかった




けれど今回は珍しく、棘チャンと行動を共にしなかった

状況的にAの戦い方は分が悪いと思ったからネ



これが最善の判断なのかわからないケド



今日みたいに非術師がたくさんいる街じゃ上手く避けきれる自信がないからナー


ケド


『まあ、今回は任せておいてヨ。昨日昇格したからネ』



足を引っ張る気なんて、サラサラないヨ




｢え！先輩階級上がったの？？なんぼ？？｣


『昨日で準1級、棘チャンにやっと並べたんだヨ〜』




準1級になった、まだまだだけど


最強にまた1歩近付いたと思うと、嬉しくて仕方がないヨ



『……ところで冥サン！』


｢ん？なんだい｣



『この子誰デスカー？』




悠仁チャンも多分気になってたよネ




｢ああ、まだ君たちには紹介していなかったね。憂憂、私の弟だよ｣


｢姉様に紹介していただけるなんてっ…｣



『へぇ〜変わった姉弟だネ？？』


｢先輩が言う？それ｣




だって〜…憂憂チャンのお顔見てヨ


恍惚としてるんだヨ…




｢ん…始まったようだね｣



少し離れた所から悲鳴が聞こえ始める



『はーぁ、最悪だヨ…げぇ』

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