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「……まっ、さかどく…」
家に入って、手を洗って、ホッとする間もなく重なってくる唇。どうしたん？なんて言わなくたって、誠也に何か言われた事くらい分かっている。
もう正門くんを挑発するようなことやめてって言った方がええんかな…
正「A、」
「ん？」
正「チューしながら別のこと考えとったやろ…」
拗ねたような、小さな子供みたいに話す正門くんがちょっと可愛いなんて思ったりする。
「え、考えてへんよ…？」
正「嘘ばっかり…俺のことだけ考えて…」
そう言って力一杯抱き締めるから、苦しくて背中をトントンと叩いた。
「正門くんのことしか考えてないし、正門くんのことしか見えてないから」
恥ずかしいけど、時には言葉にして伝えな伝わらんこともあるから。
正「はあ？な〜なんでそんな可愛いこと言うん…」
それによって彼が笑ったり喜んだり、安心してくれるなら何度でも伝えるけれど。
「正門くんが拗ねとったからやん笑」
正「にしてもそんな事言われたらもっとチューしたぁなる」
顔を覗き込んできて、私が『よし』って言うのを待っている子犬みたい。
「…いーよ、」
正「んふふ、可愛い」
もう何度目のキスかなんて数えるのをやめたけれど、回数を増す毎に甘くて優しくて溶けてしまいそうになる。
「ん…っ、なぁ」
正「…ん？」
「…すっ…き……」
正「はっ…なん…止めれんなるやろ、」
止めなくてもいいけど、
でもやっぱりまだちょっと先に進むのは怖いし恥ずかしい。なんやろ、『初めて』じゃないのに。
無意識に涙が伝って、それを親指で優しく拭ってくれる。
やっぱり息が上がっているのは私ばっかりで。
正「チューだけでこんなにトロトロやったら心配やなぁ」
「う〜、」
ついさっきまで拗ねていたくせに。悪戯に笑って私を見下ろす年下彼氏。
正「んでも、Aが大丈夫って思った時でええから」
「うん。ありがとう」
優しくて、あったかくて、言うならば心の実家的な。
正「大好きやで、A」
「うん、私も大好き」
最上級の甘さをくれる、溶けてしまうほどに。
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ゆうゆ(プロフ) - ぽやさん» 良かったです😭✨勝手に使ってすみません😂笑 (2023年4月25日 19時) (
レス) @page48 id: adb2dda066 (このIDを非表示/違反報告)
ぽや - ゆうゆさん» そうなんですよね😇正門くんのお話にはぎゅんぎゅんがつきものですから✌🏻書いてくれたの嬉しいですっ😖 (2023年4月25日 19時) (レス) id: dc37ea6a32 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうゆ(プロフ) - 永瀬れみさん» こちらこそありがとうございました🥰そうなんですね！お互い頑張りましょ💓 (2023年4月25日 6時) (レス) id: adb2dda066 (このIDを非表示/違反報告)
永瀬れみ(プロフ) - リクエストありがとうございました！私も描いてる側の人間なのでお互い頑張りましょうめっちゃキュンキュンしました！ (2023年4月24日 23時) (レス) @page47 id: 6b11212a22 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうゆ(プロフ) - ぽやさん» 重い正門くんも、『ぎゅんぎゅん💓』も、ぽやさんとのやり取りでお話に取り込んでみようと思い書かせて頂きました🤫💕恒例行事😂これがないと始まらへん！みたいな、ねぇ💙 (2023年4月24日 22時) (レス) id: adb2dda066 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうゆ
| 作成日時：2023年3月24日 11時
