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正「Aっ！こっちこっち！」
あれから正門くんは、私が落ち込む暇もないくらい一緒に居てくれる。今日は正門くんが趣味でしているバンドのライブがあるとのことで…
ライブハウスの近くの駅で電車を降りたら連絡して！と言われていたので連絡をした。
「ライブハウスとか初めてやねんけど…」
正「ふふっ。そんな緊張するような所じゃないから安心して？笑」
ライブに呼んでくれたはいいとして…あんまりこういう所慣れへんから怖い…私、浮いてへん？なんて辺りをキョロキョロして、かなり不審者や…
ライブハウスに着くと、正門くんと一緒にバンドをしているという人達を紹介してくれた。
「えっ？まっさんの彼女？」と私の顔を覗き込む、彫刻みたいに整った顔立ちの小島くんと、独特な雰囲気を放つ佐野くん。
正「友達。家がお隣さんなんよ、な？」
「あっ、そうなんですよ。」
西「あっ、Aちゃんや」
「…あっ！正門くんの…」
そこにフラッと現れたのは正門くんの家によく来ている西畑くん。西畑くんはバンドのメンバーではないらしく、「Aちゃんと一緒。観客やで〜」と笑った。
正「大吾、Aのこと任せてもええ？」
西「任せい任せいっ！」
正「ナンパとかしてくる奴おるけど、大吾から離れんかったら大丈夫やから。」
西「ほんじゃ行こか♡」
「よろしくお願いしますっ…！」
そう、大きな声で叫ぶと、全員吹き出して笑った。
西「ライブハウス初めて？」
「初めてです…」
西「そうなんや〜。緊張しやんでもええよ〜？ギター弾く正門見んのは初めて？」
「初めてです…」
西「そっか〜ギター弾いとる時の正門、めちゃくちゃ格好ええんやで〜？」
「あぁ…はぁ…」
何というか、反応に困る。格好ええんやでって言われて、なんて答えるのが正解なんやろう？
西畑くんは終始まった〜りとした話し方で、何だか正門くんと似ているかも…
西「なんか飲む？」
「あっ、はい！」
西「お酒飲めるやんな？」
適当に持って来てあげると言った西畑くんは、両手にグラスを持ってすぐに戻って来た。
西「はい。美味しいカクテルやで〜」
「ありがとうございます」
西「なあなあ、敬語、やめへん？」
「いいんですか？」
西「年下の俺が言うのもなんやけど笑 あと、俺のことは大ちゃんでええよ〜 」
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ゆうゆ(プロフ) - ふさん» えぇえ🤩ほんまですか、嬉しすぎますー！コメント見てニヤけました🤭❣️ (2023年3月17日 21時) (
レス) id: adb2dda066 (このIDを非表示/違反報告)
ふ - この作品大好き過ぎます、🥺💓これからも楽しみにしてます✊🏻🌟 (2023年3月17日 14時) (レス) @page39 id: 77b65fcba7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうゆ
| 作成日時：2023年2月17日 14時
