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『えぇ〜お世話になりました〜』
「なんかデジャヴやなぁ」
1ヶ月ほど治療に専念し、やっとの事ぺ神に山に帰ってよしと言われたところだ。畑大丈夫やろか…
『せやで…幹部様に2回もお世話になるとか…ほんまさーせんした……』
「Aはなんも悪ないでw」
「戦犯はどっちかというとシッマやな」
「やっぱ俺やろなぁ」
コネシマは分かりやすくしょげて、俺が撫でやすいポジションに頭が来ていた。
コネシマの髪がフサフサだからか、思わず手を乗っけてしまった。
コネシマはビックリしたが、次の瞬間笑顔になった。
「もっと撫でてぇや!」
『お前は子供か』
「シッマは幹部1の問題児やで」
『ゾムやないんや。意外』
「あ、食害権」
『あぁ〜ゾムさんは優秀な幹部様ですねぇ〜』
「お前許さへんからな。次覚えとけよ」
『なんでやぁ…』
そんな会話をしていると、目の前に馬車が着いていた。またお別れかぁ。
「またな」
「また遊びに来てや!」
「定期的に手紙送るからね」
「甘味持って山ん中行くめうよ〜」
「次こそ食害やったるからな!!」
『えっと…皆さん、色々あざました!!また来ますね!!
あとコネシマ。お前意外にちゃんと仕事しとっておもろかったわ』
「お前最後に言う言葉それかい!!」
「んふ、Aらしいな」
ひと笑いして、馬車に乗り込む。あ、またお金払ってもらったらしい。これ後で請求書来たら嫌やなぁ…
「…気をつけてな。また怪我したら許さへんからな」
『なんで総統さんまでw』
「お前がコネシマ並みに馬鹿だから」
『そっかぁ…俺コネシマの同レベルかぁ…』
「まぁ、無事でな」
『…はい』
馬車が動き出し、我々国の城が遠のく。前みたいに、ゾムやシャオロン、コネシマは見えなくなるまで手を振ってくれた。ショッピ君やエミさんは小さくだが、手を振ってくれた。
…今年濃すぎやろ。前より強くなってもうたし、これでいつでも不審者来ても倒せちゃうな。
バケモノから逃れた事、
山に篭って一人暮らしを始めた事、
我々国に来れた事。
その道が正解だった事。
この出来事が、次の俺に繋げていけたら、もっとええな。
馬車に揺られながら、耳元のアレを触る。未だに慣れへんな、これ。
家に帰ってからは、爆睡した。
さて、明日からは畑仕事に鶏の世話、普段通りの生活が始まる。
でも、コネシマがいる。それだけで何でも出来そうな気がしてきた。
そっくりさんでよかったな。
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みずがみ。2(プロフ) - ぜにがみさん» 有難うございます〜!! (2019年8月6日 19時) (レス) id: 679c2618a4 (このIDを非表示/違反報告)
ぜにがみ - 完結おめでとうございます〜。これからもみずがみ。さんを応援させていただきます〜。これからも頑張って下さい!!! (2019年8月6日 13時) (レス) id: 417a32e7b4 (このIDを非表示/違反報告)
みずがみ。2(プロフ) - しほさん» 有難うございます!! (2019年8月5日 22時) (レス) id: 679c2618a4 (このIDを非表示/違反報告)
しほ(プロフ) - 完結おめでとう御座います〜!密かに応援させて頂いてました。とても魅力的なお話、いつも有難う御座います。これからも楽しみにしています! (2019年8月5日 21時) (レス) id: 0d336d7836 (このIDを非表示/違反報告)
みずがみ。2(プロフ) - ゆきなさん» 有難う御座います! (2019年7月31日 7時) (レス) id: 679c2618a4 (このIDを非表示/違反報告)
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