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481話 ページ32
大貴side
今日は午前中のみ外来。
そんなに混んでいなくてお昼前に
全ての診療が終わって病棟へ行くと
看護師さんからAのことを伝えられた。
今、体温を測ったら38.9℃だったらしい。
そろそろ座薬入れるか。
解熱用の座薬を持ってAのところへ。
「Aー起きてる？」
A「…寝てる」
起きてるじゃん(苦笑)
「熱下げる薬頑張ろう。
座薬だから身体の向き変えようね」
A「座薬嫌って言った！」
「うーん…そうだけどさ。
頑張ろう？なるべく痛くしないから」
A「やぁ……(泣)」
看護師「Aちゃん、身体を向き変えるねー」
身体の向きを変えてもらって
座薬をプスッと(笑)
まぁ…火が付いたように泣いちゃったけど。
「ごめんごめん。
これで熱下がるから。」
A「やぁ〜っ‼(泣)」
「もう嫌なことしないよ？
ちょっと寝んねしよう」
A「ｸﾞｽｯ……(泣)」
抱っこしてあやせばすぐに落ち着いた。
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作者名：山田光
| 作成日時：2022年5月15日 22時
