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53.「遠征1日目」前半 ページ6

<カノンside>


入り口に入る前のAの様子が少し、おかしかった。
考えてみれば、ミカさんが自己紹介した時から様子がおかしかった気がする。
そんなことを考えながら歩いていると、急に足がもつれ倒れそうになる。。

カノン「…!?」

やばいと思っていたらAが支えてくれた。

A「大丈夫か?足元気を付けろ…。」

カノン「う…うん。」

Aが考えてたことが気になるけどみんなの迷惑になっちゃうことはやめるんだ…。
私たちは今、洞窟の中にいる。
はじめは、暗く感じていたが少しずつ時間がたつごとに、だんだんと目が慣れてきた。

クレイ「止まって!!」

列の最初にいるクレイが小さく叫ぶ。

A「どうした…?」

私とA、最後尾にいるからよくわからない。

クレイ「ワームの群れがいる。」

エメット「ねぇ…思ったんだけど…。」

クレイの言葉を遮りエメットが話す。

エメット「Aって、魔界最強なんでしょ?こういう魔物とか話して、何とかできたりしないの?」

エメットの言葉にみんなはAの方を見る。
Aは少し考えるそぶりを見せたが「無理だ…。」といった。

A「魔界にいる奴は、人間のことをいてもいいし居なくてもいいと考えてるやつが多い。だから、使い魔に選ばれたらきちんと命令は聞く。だが、人間界にいる奴は別だ。あいつ等は人間に恨みを持っている奴らの方が多い。」

「だから無理だ」Aの言葉は私たち人間に重くのしかかった。
『人間界の魔物は人間に恨みを持っている奴』…昔の人がやったことなのか、私たちは知らないうちに魔物に何かをしてしまったのか…。
今さら、考えたって今の私たちが住んでいる場所は魔物が多いから魔法学校(私たちが通っているような)が作られた…。

カノン「…。」

Aの言葉にみんなが考え込み、黙る。
その沈黙を破ったのはAだった。

A「…んな、今気にしても何にもなんねぇだろ…。」

「それより早く先に進もうぜ?ワームの群れはどっかいっただろうし…」と少し困ったように沈黙を破った。
すると、皆今は遠征を終わらせようと思ったのかAの言葉に頷き各移動を始めた。
ワームの群れが通って行った道をワームの群れを追うように進んでいく。
すると、Aが私の手を急につかみ、後ろへ引き寄せられる。

カノン「…っ?!」

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作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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ナルス(プロフ) - ひなたさん» ありがとうございます!! (2018年2月4日 2時) (レス) id: 0c168f8630 (このIDを非表示/違反報告)
ひなた - 続き楽しみにしてます!これからも頑張って下さい!! (2018年2月3日 2時) (レス) id: 0b9483743a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ナルス | 作成日時:2018年1月22日 19時

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