83.「つながってた。」 ページ37
<カノンside>
朝、目を覚ます。
周りを見渡すが、やはりAの姿はなかった。
カノン「…A…。」
A「なんだ?」
ガチャッと音を立て入ってきたのはAだった。
カノン「へ……。な…な、なんでここにAがいるの?」
私がそう言うのと同時にAの背後から、クレイが顔を出した。
クレイ…起きていたんだ…。
クレイ「…。パスを見ればわかったんだよ。お姉ちゃんは気づかなかったかもしれないけどAが消えても幽かにパスはつながってたんだ。」
クレイの言葉に涙があふれる。
うれし涙だ。
カノン「よかったぁ…本当に…よかったっ……。」
そんな私を見ながら、クレイとAは笑う。
「…。カノンは本当…泣き虫だな…。」
と…今まで、見せたことのないような笑顔でAが言った。
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ナルス(プロフ) - ひなたさん» ありがとうございます!! (2018年2月4日 2時) (レス) id: 0c168f8630 (このIDを非表示/違反報告)
ひなた - 続き楽しみにしてます!これからも頑張って下さい!! (2018年2月3日 2時) (レス) id: 0b9483743a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ナルス | 作成日時:2018年1月22日 19時