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キスをした後に見たAの顔は、少し赤くて
「 なんで泣くんだよ 」
一粒、綺麗な涙を零していた。
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人に言わないこと、干渉しないこと、
＿＿好きになってはいけないこと。
「 結局何一つ守れなかったな 」(笑
「 ほんとですよ 」
それと俺は、どうしてもAにして欲しいことがあった。
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「 ほんとに行くんですか 」
「 うん……照、入るよ 」
「 ふっか帰ったんじゃなかったの＿＿＿え、 」
Aと照を会わせたかった。
「 A、？ 」
「 …うん 」
照があの時助けてくれたから、Aは照を助けてくれたのかもしれない。
「 ほんとに、ありがとう 」
「 あの時、助けてくれて嬉しかったよ 」
その後、
2人はあの時のことを俺に教えてくれた。
Aが死のうとしてたら照にめちゃくちゃ怒られたこととか、
あの後も、家を取り押さえられて結局追われる羽目になった事とか、
お金を貰う代わりに黙るという取引をしたこととか。
「 お前悪いな〜 」(笑
「 まあ、今話しちゃってるんだけどね 」
「 え、やばいじゃん 」
「 もうそれも時効だから大丈夫 」
「 大丈夫じゃねえ 」(笑
3人で看護婦さんに帰れ、って言われるまで飽きるほど喋った。
「 じゃあね、照くん 」
「 ああ、また 」
そう言って病室を出た俺とA。
Aに、"また"が無いことを気付かされる。
「 そろそろ、行かなきゃ 」
「 うん 」
言葉を交わさずとも、2人の足は屋上へと向かった。
Aと関わった俺の記憶はもうすぐ無くなる。
Aと一緒にいたいけど、
この結末を、9人でいるSnowManを選んだから、
A、君を選べない。
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「 またどこかで会えますって 」
「 A 」
「 だから、大丈夫 」
「 A、…泣いていいから 」
そう言うと、Aは綺麗な瞳から涙を零した。
「 っ…深澤さん、 」
「 どうした？ 」
「 …好きです 」
「 うん、知ってる 」
そう抱きしめたら、うざいですね、って叩かれたけど、
一生分、俺が忘れないように、Aを強く抱き締めた。
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a.(プロフ) - ちなこさん» 読んでいただきありがとうございました、感動したと言っていただけて本当に嬉しいです、こちらこそありがとうございます^^* (2020年7月16日 14時) (
レス) id: b266b51c87 (このIDを非表示/違反報告)
a.(プロフ) - ソニックマニアさん» 読んでいただきありがとうございました、初めてファンタジーのお話を書いたので不安だったのですがそう言っていただけて本当に嬉しいです^^ (2020年7月16日 14時) (レス) id: b266b51c87 (このIDを非表示/違反報告)
a.(プロフ) - クレーンゲームに住む化け物さん» お読みいただきありがとうございました^^ (2020年7月16日 14時) (レス) id: b266b51c87 (このIDを非表示/違反報告)
ちなこ(プロフ) - すっごくすごく素敵で感動しました。素敵な時間を過ごせましたありがとうございました (2020年7月14日 1時) (レス) id: 3adce2c6d7 (このIDを非表示/違反報告)
ソニックマニア(プロフ) - はじめまして。ファンタジーは読み進まないことが多いのですが、とても読みやすく最後まで一気に楽しませていただきました！他の作品ものぞかせていただきますね(^^)ありがとうございました。 (2020年7月13日 7時) (レス) id: 8e1cd423bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：a.
| 作成日時：2020年7月12日 18時
