検索窓
今日:6 hit、昨日:9 hit、合計:92,832 hit

(9) ページ9







なんだろう、この感じ。急に嫌な予感がしてきた。



中間さんはなにも気にしていなさそうだけれど、

確かに神山さんはこの部屋を

重岡さんと私の二人だけにしようとした

……重岡さんと目配せして。





「え、」





この異質な部屋に、それも初対面の男性と

いきなり二人きりにされると思っていなかったし、

なによりこの違和感が怖くて、

部屋を出ていきそうになる中間さんの手を

咄嗟に掴もうとしたのにそれが叶わなかったのは、

重岡さんにその手を掴まれたから。





「よろしゅうな?Aちゃん」





振り向けば、思ったより近くに彼がいて、

ニッと笑っていた。




彼の声が耳に入ってきた時、赤い扉が閉まり

ピピッとロックがかかる電子音が部屋に響いた。






(10)→←(8)



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (191 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
720人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

junjun(プロフ) - お話を読ませて頂きました。凄く引かれて、やばり全ては謎のままでしたのでもし気が向いたら続編などを書いていただければ嬉しいです(//∇//)これからも新しい作品心して待ってます笑 (2019年7月6日 1時) (レス) id: 0f44454c78 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:莉屡 | 作成日時:2019年6月6日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。