白鳥沢の泣き虫姫

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Aside



それから私は

山形さんから徹底的に教えて貰って

レシーブの腕を上げた




最初は怖かった

スパイクをレシーブする事も

次第に慣れていって

普通にレシーブできるようになった



だけど牛島さんのスパイクは

どうしてもレシーブをできない

やっぱり左利きの打球とるの難しい…




・




いつものように練習していると




鷲匠「A！ちょっと来い！」




A「ﾋﾞｸｯはい！」




急いで鷲匠先生の元へ行った




A「何ですか？ﾋﾞｸﾋﾞｸ」




ﾋﾞｸﾋﾞｸしながら敬礼をした




鷲匠「そんなビクビクしながら敬礼するな」




A「はい！」




鷲匠「本題に入る

今週の火曜日青葉城西に

土曜日に練習試合があるから

その打ち合わせに行って欲しい」




「「「え？！(無理じゃね？)」」」




A「そんな重要な事を私だけですか？」




鷲匠「そうだ」




A「嫌です…」




鷲匠「ワガママ言うな」




可笑しくない！？

こういうのって監督同士で

連絡取り合ってやるんじゃないの？




鷲匠「わかったなら火曜日行ってこい！」




「嫌です！嫌です！」とずっと言っていると




鷲匠「ったく！火曜日は青葉城西に行ったら

部活来なくていいからな」




A「うぅ…がんばります…」




練習に戻ると勇君から凄い心配された




A「も、もし…私がやらかして…

練習試合出来なかったらどうしよう〜…」




色々深く考えすぎて涙が出て来た




柴田「！



大丈夫だよ！

だって土曜日の打ち合わせでしょ？

向こうの監督も優しいはずだしさ

監督から話す内容のプリント貰ったんだし…」




確かにそうだね

さすが勇君



勇君のおかげで心配がとけて涙を拭いた




A「勇君ありがとう！

私頑張るね」




柴田「Aちゃんなら大丈夫だよ」




火曜日




学校も終わり青葉城西へと来た

バスに乗って来たけど

一応青葉城西って確かここだよね？



まぁ中学の時に何度も来たけど




中学校時代よく色々な学校に

練習試合頼まれてたし…




入ったものはいいものの…




色々な人達に見られている…




ヒソヒソしてるし…




「可愛い子いる///」

「こっち向いた」

「可愛いー！！！///」




…にしても

体育館何処？

怖いよ





A「ﾋｯｸ」





「「！」」

「ちょっと泣いちゃったよ」

「泣いてるところも可愛い///」

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