白鳥沢の泣き虫姫

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Aside



次の日朝

ﾄﾎﾞﾄﾎﾞと体育館へ向かう




もうヤダもうヤダもうヤダ！

今すぐ曲がれ右して教室に戻りたい〜




「おはよう」




A「うあぁぁぁぁぁぁぁ!!」




突然挨拶をされしゃがんでしまった




「大丈夫か？」




後ろを振り返ると部活の先輩がいた

急いで立ち上がり




A「お、お、お、おはようございます」




お辞儀をする




「おはよう

はやいな」




なんていう名前の先輩なんだろ？




「英太く〜ん！おはよう！」




うわぁ！また来た




瀬見「天童今日はやいな」




この先輩英太っていう名前なんだ…




天童「ぬぬぬ！

そこにいるのはAちゃん」




指をさされて驚く




瀬見「天童指さしちゃダメだぞ」




天童「はーい！



俺、天童覚よろしくね


こっちは英太君」




瀬見「瀬見英太だ

よろしく！」




最初に挨拶したのが瀬見さんで

次に来たのが天童さん




名前覚えられるかな？



私は下を向き




A「よろしくお願いします」




目を合わせなければとりあえず大丈夫

そうすれば普通に会話できる




天童「Aちゃんは

なんで女の子なのに男子に混ざって

バレーしてるの？」




A「それは……………

鷲匠先生に推薦されて……………」




何言われるんだろ…

「はぁ？来んじゃねぇよ！」とか言われそう




瀬見「監督から推薦されたのか〜」



あれ？文句言わないんだ



山形「おはよう」



天童「隼人君、若利君おはよう」



牛島「おはよう」




待って待って待って！増えた！

私はこっそりその場から逃げようとした時




山形「Aおはよう」




ひぇぇぇぇ！

声かけられた




A「お、お、お、おはようございます…」




牛島「なぜ藤沢は怯えている？」




天童「あ、本当だ

どうしたの？」




ぁゎゎ…どうしよう、どうしよう




大平「おはよう」




またまた増えた！




山形「獅音おはよう」




この人たち３年生だよね？

貫禄すごいんだけど

一刻もはやくここから逃げたい…




牛島「藤沢なぜだ」




私がこたえないからだんだん近づいてきた

怖い！怖い！怖い！




泣きそうになった時




大平「こらこら


こんなに大勢でいるから

怖がってるじゃないか

若利もダメだぞ」




牛島「そうなのか？」




私は頷いた




天童「そうなの！？

え〜…なんかごめんね」

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