第115話 久しぶりに。【JJ Side】 ページ15
【JJ Side】
あのカラオケの日は
ほんっとに楽しかったし、幸せだった。
まさか、チャンミンの指輪の人が
俺達の前に現れるとは…
すっごいよねぇ？
めっちゃ運命的だよ！！
どうやらAさんは
チャンミンが東方神起のチャンミンだと
全く知らずに好きになったらしい。
そうゆうのって…いい。すごく。
作られたイメージや先入観で
好きになったとかじゃなくて
内の内を見てくれてるから…
そうゆう人って本当に大切だよな？
それにAさんは
あの指輪も大事にしてる。
すっごく好きなんだなぁ〜って
彼女から伝わってくる。
JJ「……」
…チャンミン。
今はチャンミンのこと見えないし
どんなことを考えてるかわからないけど
好きな女を放っておくような
そんな冷たい奴じゃないだろ？
最後に会った日に
"愛してる"って言ったんだろ？
あの頑固なチャンミンが
"愛だ"って想える相手だもん！
絶対、２人を幸せにしなくちゃ！！
JJ「……」
…それに、嬉しかったんだ。
久しぶりに３人一緒にいれて。
俺達の歌を一緒に歌えて。
だから、ありがとうって。
感謝の気持ちを伝えたくて。
俺達はAさんのためにも
俺達のためにも
協力することにしたんだ。
あんなに笑ったのも久しぶり。
今まで考えたくなくて
曲を作ることだけに集中してた。
それがチャンミンとの約束だったし…
５人のためだと思ったから。
"何かのために"
"誰かのために"…
それがなきゃ俺は自分を保てなくて…
だけど、そんな日々がつらかった。
もう出ることができないような
深い深い真っ暗な闇の中に
ひとり残されたみたいだった。
JJ「……」
でも…あの日何かが変わったんだ。
何が変わったのかは
俺自身にもはっきりわからない。
これから俺達がいい方にいくかも
今はまだわからない。
だけど、きっと大丈夫。
そう信じることが大切…だよな？
俺はあの日Aさんに
「大丈夫」と言ったように
自分にも言い聞かせていた。
大丈夫。
もう暗闇じゃない。
JJ「〜♪…」
"どんなに闇の深い夜でも
かならず明日は来るから"
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作者名：natsu
| 作成日時：2011年10月11日 19時
