Begin...【changmin】4 (ページ10)

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ep160 ページ10

【CM Side】

なんて幸せな夜なんだろう。
久々にこんな穏やかな夜。

素直になることって
やっぱり僕にはまだ難しくて…

あなたに言った言葉は
もちろん本心なんだけど

きっとあなたに「もう一度」と
せがまれても僕は言えないよ。

あの時は緊張して頭が真っ白だったから。

だけど、次は…

ちゃんと最高のプロポーズをするから。

それまで僕の側で待っててね。

それにしても
僕も結構ヤキモチ妬きだけど
Aも相当だな(笑)

ヒョン達は家族だ。

でも、もしAが僕よりも
ヒョンを好きになったら…なんて
大いにありえる事だし。

ヒョン達はカッコいいし
ヒョン達の魅力なら僕が１番知ってる。

Aの気持ちを縛り付けて
僕の側にいさせるなんて事は
できないし、したくないから…

Aがヒョンを好きになったら…

僕はそれが不安なんだ。

僕は何でもヒョン達に遠慮して
譲ってきたけど、Aだけは譲れない。

だから…"それ"をしたからって
僕のものになるわけじゃないけど…

Aに触れたいのに。

何で熱なんか出すんですかぁ…はぁ…

CM「……」

でも…やっぱりあなたは可愛い。

こんなに顔をはっきり見たのは
今日が初めてだけど

あなたの笑顔もその瞳も声も何もかもを
これからずっと
僕のものにしたいと思った。

宝物だと…そう思った。

…だから、ほら。

そんな無防備なかわいい顔で
眠ったりしたら…

僕は理性が崩れそうなんですよ。

CM「……」

はっはっはっは…

今夜、寝付けるかな(汗)

僕はベッドで眠るあなたの
横に座り髪を撫でた。

A「んん～…」

寝ぼけてるのか
僕の太ももに頭を乗せてくる。

CM「ふ…(笑)」

…猫みたい(笑)

僕はAの髪を撫でながら
子守唄を歌った。

CM「～♪何度も何度も歌うよ大切な君のためにこの世でひとつの確かな宝物 believe in love」

あなたに約束もしたし
僕も好きな曲を歌ってと言われて
すごく嬉しいけど…

やっぱり素直じゃない僕は
あなたが眠っている時にしか歌えないよ。

だけど、いつでも何度でも
あなたに子守唄を歌うから。

眠る時は僕の側で眠ってほしいな。

…僕はAにキスをして
Aとは別のベッドに入った。

本当は一緒に寝たいけど
今夜はおあずけ。