ep192 【YH Side】 ページ42
【YH Side】
[]は韓国語↓
たった１時間の話し合いのために
韓国まで来てくれた社長。
「このあと会議があって
すぐ日本に帰らなきゃいけないから」と
席を立ち上がった。
YH「わざわざありがとうございました。」
社長「いや、気にしないでよ。それに、僕の口から直接"ドームライブおめでとう"が言いたかったんだ…日本で待ってるね！」
そう言って笑顔で手を振り
部屋を出ていく社長。
僕達は立ち上がって頭を下げた。
扉を出ていったはずの社長は
通訳の人が離れたのを見て
ひょこっと顔を出すとチャンミンに
「あれからちゃんとピアノで歌えてる？」
と、小さな声で聞いた。
チャンミンは少し照れた顔で
社長に頷いている。
社長はそれを確認すると
笑ってまた部屋を出ていった。
そのやりとりを見ていた３人と
日本語のわからない事務所のスタッフは
なんのことだかわからず不思議そうな顔。
YH[……(笑)]
あの電話は、社長だったのか…
僕は隣で恥ずかしそうに
気まずそうにしているチャンミンを見て
頭をくしゃくしゃっと撫でた。
CM[……？]
チャンミンは僕の行動に
少し驚いていたけどハッとした顔をして
CM[ヒョン！！盗み聞きしましたね！？(怒)]
YH[聞こえてきたんだもん。盗み聞きじゃないもーん！]
また僕の肩を力一杯"バンッ！"と叩いた。
３人は僕達のやり取りを見て
JS[チャンミンこわいー！(笑)]
JJ[そんなに強く殴っちゃユノがかわいそうじゃん！(笑)]
CM[盗み聞きする方が悪いんです！(笑)]
YH[だから聞こえてきただけだってー！すぐ叩いて、子どもだなぁ〜！(笑)]
YC[チャンミーン、見た目は大人っぽくなったのに、中身はかわらないなぁ〜(笑)]
こんな会話も久しぶり。
普段は見張られた電話だから。
笑顔で話せるようになって
歌えるようにもなって…
本当にファンの皆さんのおかげ。
いつだって見捨てないで
僕達を待っていてくれた
ファンの皆さんがいるから
また僕達は歌えるんだ。
まだ"無期限活動休止"のままだけど…
少しずつ、でも確実に解決に向かってる。
きっと大丈夫。
…Aさん。
ちゃんと僕達が"東方神起"として復活したら
必ず見つけて迎えに行くから。
あと少し…"もうすぐ"だから。
それまでチャンミンを待っていてね。
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作者名：natsu
| 作成日時：2011年10月10日 13時
