Begin...【changmin】第７章-Part６- (ページ2)

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第842話チャンミンの気持ち。ページ2

YC「"With All My Heart"…チャンミンの気持ちなんだ？笑」

「そんなことを書くなんて
チャンミンらしいなぁ～」
と、笑っているユチョン。

A「……」

このメモ書きを見つけた時の私は
何故だか、ただ落ち込んでいた。

きっとこの曲の歌詞が
"会えない彼女"を想う歌で

クリスマスイヴに
会いに来てくれたチャンミンが
また離れて行ってしまう寂しさに

パニックだった私が勝手に
"失恋ソング"だと解釈したから。

チャンミンがいなくなった部屋で
ひとり泣いていたのを思い出すと
今でもこんなに胸が苦しくなる。

"悪い夢だった"と…

"夢が覚めればきっと隣で
子どものように幼い顔で眠ってる"と…

…何度願っただろう。

ユチョンは私の頭をポンポンと撫でると
寝室からiPodを持ってきて
イヤフォンを片方私に渡した。

A「……」

…流れてきたのは
"With All My Heart～君が踊る、夏～"

ユチョンは真剣な顔をして
「ちゃんと聞いてて」と言った。

私は目を閉じイヤフォンから流れる
やさしいメロディに耳を傾けた。

『逢えない時間が僕らの愛を強くした？』

『逢いたくてずっと君思うよ...』

『君が呼べば僕は行くよ
君のそばで笑いたいんだよ』

『どんな日もずっと君思うよ...』

『もう二度と your heart 離さないから』

『君が泣けば僕は行くよ
君をいつも守りたいんだよ』

私はどうしてこんなに大きな愛に
気づかずに泣いていたんだろう。

『君が望むなら全てを尽くして
君の描く未来永遠の夢を叶えたい』

『悲しくても嬉しくても
君のそばで笑いたいんだよ』

音楽が好きなチャンミンだから…

いつもキレイな歌声にのせて
気持ちを届けてくれる
恥ずかしがり屋さんなチャンミンだから…

"僕の気持ち"というこの曲の
どの歌詞にもチャンミンの姿が浮かぶ。

チャミ…私もどんな日も想ってるよ。

会いたいよ…チャミ…

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ポツポツと握った手の平に涙が落ちる。
ユチョンはそんな私の髪を撫でてくれる。

YC「with all my heart…find me,and I'll be there for you…」

A「……」

音楽を止めて低い声で呟いたユチョンは
私の顔を見るとやさしく
ニコッと微笑んだ。