第810話 許せない。【YC Side】 ページ10
【YC Side】
[]は韓国語↓
YC[……]
YN[……]
JS[……]
JJ[(汗)]
早起きをしてリビングで
チャンミンの帰りを待つ俺達。
ジェジュンは昨日
俺達がいくら質問責めをしても
「チャンミンに聞いて！」と言うだけで
何も話そうとしなかった。
"あのままチャンミンとAさんの
赤ちゃんが産まれてたら…"
それってAが妊娠してたってこと？
しかも堕ろしたの？
そんな時にチャンミンは
そばにいてやらなかったの？
YC[……ちっ]
JS[ユチョ〜ン…(汗)]
俺は昨日の夜からイライラして
また怒りを抑えられずにいた。
Aとの事は、大丈夫。
チャンミンと和解してる。
だけどこれは違うだろ。
俺、男として、人として許せねぇよ…
―――― ガチャッ
玄関のドアが開く音がすると
ジェジュンは勢いよく立ち上がる。
そして「チャンミーン」と言いながら
玄関まで迎えに行った。
「ごめんね〜」と謝るジェジュンと
目を微かに赤くしたチャンミンが
リビングに入ってくる。
YN[チャンミン…おかえり。]
JS[おかえり！]
CM[ただいまぁー…]
YC[……]
俺と目が合うとパッと反らす。
その仕草にもイラついて
俺は立ち上がろうとした。
だけどジュンスが「ユチョン！」と
俺の肩をしっかりと抱いて阻む。
YN[チャンミン、座って。]
CM[…はい]
大人しくソファに座るチャンミン。
ユノヒョンは暗い表情のチャンミンを
優しく諭すように話し始めた。
YN[聞きたいこと…わかってるよね？]
CM[…はい]
JJ[(汗)]
YN[じゃぁ、率直に聞きたいこと聞くけど…Aさん…妊娠してるの？]
CM[してません。]
JS[…はぁ…]
「よかった」と呟くジュンスと同じように
安堵の表情を浮かべるユノヒョン。
俺はそれでも納得できなくて…
YN[堕ろしたりもしてない？]
CM[はい…してません。]
JJ[妊娠自体、してなかったんだって！汗]
YN[そうなの？]
「うん」と頷くチャンミン。
「なんだよぉー」と肩を抱くユノヒョンと
「心配させんなよ！」と言うジュンスと
一緒になって笑っている。
だけど俺とは目を合わそうとしなくて…
YC[……]
JS[え…じゃあ、なんで"赤ちゃん"の話になったの？]
チャンミンはチラッとジェジュンを見た。
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作者名：natsu
| 作成日時：2012年4月26日 12時
