Begin...【changmin】第７章-Part４- (ページ4)

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第804話なんて言ったの？ページ4

家のドアの前まで着いて
鍵を開けて玄関に入るとようやく
ゆっくりと私を降ろしたチャンミン。

CM「ちょっと待ってて？今ぁ、タオル持ってくるーからぁ、足ー、拭かなきゃ。」

そう言って靴を脱ぐと
少し急いで歩くチャンミン。

私が「タオルの場所は」と言おうとすると
「わかってます」と答えた。

しばらく来てなくても
タオルがどこにあるかも
ちゃんと覚えてるチャンミンが嬉しい。

明日の朝には帰っちゃうのに…
まだなにも解決してないのに…

愛しい気持ちが増えていく。
それを止められるわけないから、苦しい。

また少し泣きそうになっていると
洗面器のお湯とタオルを持った
チャンミンが玄関に戻ってくる。

そして裸足で歩いて汚れた私の足を
丁寧に拭いてくれた。

チャンミンのその細くて長い指が
私の足の裏にそっと触れるのが
くすぐったくて笑っちゃう。

A「(笑)」

CM「？なに笑ってるかぁ…」

怪訝そうな顔で私を見たチャンミンは
私がくすぐったがっていたのに気づき
コチョコチョと、足の裏をくすぐる。

A「あっはははははは(笑)」

CM「はははは(笑) 僕を、"邪魔"って言った罰ですよぉ～(^^)」

そのくすぐりは足の裏から脇腹へ。
そして脇の下まで移動していく。

A「やぁだーー！！笑やめて！！笑」

CM「はっはっはっはっは(笑)」

涙目で笑い続ける私を
おもしろがってるチャンミンは

今度は脇の下から首へと
くすぐる手を移動する。

そして両方の手のひらで
私の耳を強く押さえた。

A「？」

全くの無音状態の私。

チャンミンはやさしく
少しはにかむようにして微笑み
私を見つめている。

A「……？」

何かを私に話してる。

その声は聞こえないけど
チャンミンは何かを私に伝え

"チュッ"と短くキスをして
押さえていた手を離した。

CM「(^^)」

A「？照」

今、なんて言ったの？
なんで聞かせてくれなかったの？

CM「さぁー、膝の手当てーをしないと！A、立てる？」

A「？？？照」

何がなんだかわからないけど
ただ、久々のキスの感覚が恥ずかしい。

ニコニコしているチャンミンは
「僕の肩に掴まってください」と言うと

真っ赤な顔で固まってる私の肩を抱いて
リビングへと向かった。