Begin...【changmin】第７章-Part４- (ページ3)

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第803話もどかしさと寂しさ。ページ3

CM「僕達……～～じゃないですか。」

A「はい？笑」

はっきり言わないチャンミンが
私は珍しくておもしろいながらも
「伝わらない！」と強めに言った。

するとため息をついて
「オーケー、言います。」と
意を決したみたい。

CM「A…」

A「ん？笑」

CM「赤ちゃんーがいるんじゃないでっすか？」

A「……へ！？笑」

私の大声に驚き
チャンミンは背中から私を降ろす。

そして振り向き、耳と同じように
顔も赤くして私を見つめた。

A「…え？赤ちゃん？」

CM「んー」

A「誰に？」

CM「Aに。」

A「私、産んだ経験ないけど？笑」

CM「違くってー、ここに。」

"ここ"と指差したのは、私のお腹。

私はとっさにお腹を押さえて
チャンミンを見た。

A「誰の子？」

CM「僕ー以外にー、誰かいるの？笑」

目を丸くして私の両肩を押さえる。

私はその驚きようにびっくりして
「いるわけないじゃん！」と大きな声。

するとチャンミンは少しだけ
ホッとしたような表情をした。

A「チャミ、身に覚えがあるの？」

CM「だってぇ…僕達ー、最後ーに露天風呂でー…あの時、ちゃんと…"あれ"、やらなかったじゃないですか。」

A「…ああ、"あれ"(笑)」

CM「ぼっくがちゃんとー考えられなくなったーからぁ、僕ーの責任なんだーけどぉ…心配で…」

チャンミンの深刻な表情から
すごく悩んでいた事がわかる。

その思い悩んだ顔を見つめていると
チャンミンはパッと顔をあげて
私の目を見つめた。

CM「それで…どうなんですか？」

A「…大丈夫。赤ちゃんいないよ。」

CM「…本当に？」

A「うん(^^) 旅行の後、すぐ"あれ"が来たし…さっき気持ち悪かったのは、本当に酔っただけ(笑)」

CM「……はぁ～…」

「よかった」と呟いたチャンミンはすぐ
「いや、"よかった"じゃなくて…」と
ひとり、ぶつぶつ呟いていた。

もし、本当に妊娠してたら…
チャンミンはどうしたかな。

すごく聞きたかったけど
チャンミンの安心した顔を見たら
私は聞けずにいた。

CM「帰ろ(^^)」

ニコニコと笑いながら
また私をおんぶする。

私はこの大きな背中で
チャンミンの本心を知れない
もどかしさと寂しさを感じていた。