Begin...【changmin】第７章-Part４- (ページ14)

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第814話ペアリング。【YC Side】ページ14

【YC Side】
[]は韓国語↓

CM[あぁー…Aに渡そうと思ったんですけど、外す時に指輪１個、落としてなくしちゃいました(笑)]

YC[……(汗)]

俺の固まった顔を見て
「冗談です」と笑うチャンミン。

YC[どれが冗談かわからない(汗)]

CM[んっふっふっふっふ(笑)]

チャンミンは楽しそうに笑いながら
ネックレスを外して指輪を抜くと
「はい」と俺に差し出した。

それを渡されるがまま
また固まってしまった俺。

チャンミンを見るとニコッと笑ってる。

CM[それ、あげます(^^) 僕はこのチェーンに別の指輪を通してつけますから、大丈夫です(笑)]

YC[…もう一個は？どこ？汗]

CM[だからぁ、落としました(笑)]

YC[本当に！？汗]

CM[冗談ですって(笑)]

YC[なんだよ！汗本当の事言ってよ！汗]

CM[(笑) リアクションがいいですね～(笑)]

YC[……(汗)]

CM[もう一個はAに渡して来ました(^^) なくしてないから安心してください(笑)]

…Aに？なんで？本当に？

俺はもちろん嬉しいんだけど
なんだか悪くなってしまって
チャンミンに指輪を突き返した。

YC[いい！汗いらない！！汗]

CM[なんでですかぁ～！ユチョンヒョンが渡せって言ったんじゃないですかぁ～！]

YC[だって悪いもん！汗]

CM[僕に気を使わないでください！僕には、ちゃんとしたAとのペアリングがありますから(笑)]

YC[……(笑)]

…"ちゃんとした"…(笑)

その一言を聞いて俺は
突き返していた指輪を握りしめる。

その仕草を見て安心したのか
ご機嫌でお風呂に向かうチャンミン。

途中で「あ」と言って振り向いた。

CM[つけるなら左手の薬指はやめた方がいいですよ。]

YC[え？]

CM[そこには僕とAのペアリングがありますし、そこに指輪をつけるのは彼氏である僕の特権ですから(^^)]

YC[……]

チャンミンの嫌味はムカつくけど
どんな形でも"ペアリング"が嬉しい。

にやつきながら指輪を抱きしめる俺を見て
「ユチョン」と呼ぶジュンス。

JS[それいらないなら、僕にちょうだい。]

YC[…ダメ(笑)]

俺は右手の薬指に指輪をはめると
「ほら、ペアリング～♪」と
ジュンスに自慢気に見せた。