Begin...【changmin】第６章-Part７- (ページ9)

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第669話消えていく言葉。ページ9

JY「A？Aー！！」

握りしめたケータイから
私の名前を呼ぶジヨンの声がする。

A「ご、ごめん…」

JY「ううん…」

A「……」

JY「チャンミンとのこっとー…ユノー…から聞いたけっどぉ…」

A「…うん…」

JY「連絡ーもー、してないの？」

してるよ…だけど
応えてくれないんだよ…

そんなこと言ったらジヨンは
チャンミンに「どうゆうこと！？」って
すごい勢いで責めそうだな…

A「うん…しないって決めたから…」

JY「…そっかぁ…」

A「…どうして…韓国に帰っちゃったの？」

JY「うーん…はっきりはぁ言わなかったーけどぉ、急に帰らなくちゃいっけなくなったみたいー…だよ？」

…昨日からずっと冷静になれない。

冷静でいようとするほど
ケータイの電源を切ったり

無気力で真っ暗な部屋にいてみたり
いつもしない行動ばかり。

我慢なんて今の私には
到底できるわけもなく
感情が口からどんどん溢れだしていく。

A「……」

JY「…A？」

A「"急に"ってことはさぁ…」

JY「えっ？」

A「別にっ…今日韓国に帰るつもりだったからとか、どうせ会えないしタイミング的にちょうどいいからとか、だからチャミは"会わない"って、そう私に伝えたわけじゃないんだよね？」

JY「…えっ？」

A「旅行の途中だったし…」

JY「A？汗」

A「それに、もしも初めから韓国に帰る予定だったら、旅行も、"スケジュールが合わない"って最初から私に言ってたよね？」

JY「なんの話しってるの？汗」

自分でもなんでこんなこと言ってるのか
さっぱりわからないよ。

だけど取り乱してるって事は
頭の片隅でわかってる。

A「……じゃぁ…もしも…もしも昨日チャミに会わなかったら…２人で話さなかったら…」

JY「……(汗)」

A「私が傷を見せてなかったら…"会わない"なんて言われなかったかなぁ…」

JY「……」

A「今も、チャミと一緒に笑ったり…"おはよう"も"おやすみ"も言えてたかなぁって…」

こんなこと言ったって
どうにもならないのに。

私の心から次々と出ていく
なんの意味も持たない

だけどありのままの言葉達は
虚しく部屋に響き、消えていった。