第675話 ジヨンの恋。 ページ15
A「ジヨンはユノとー…どうなの？」
JY「(笑)」
A「焼肉の時は、"友達"って言ってたよね？」
JY「…うん。」
A「それからは？」
JY「…変わらないよ？」
A「なんにも？笑」
JY「うん」
A「でもジヨンは好きなんだよね？」
ストレートな質問に少し言葉を詰まらせ
ジヨンはゆっくり答えた。
JY「…ほっとけないってゆうかぁ…」
A「好きなんだよね？笑」
JY「(笑) ユノってぇ、おっとこらしいのにー…」
なかなか認めずに言い訳をして
いつもの強気なジヨンとは全然違う(笑)
私ははっきりしない態度に
痺れを切らして体を揺する。
A「ジヨン！笑 答えて！笑」
するとジヨンは諦めたのか
「わかったから！」と私の肩を押さえた。
JY「好っき！笑 好っきだっけどぉー」
A「(笑)」
JY「好きなんだっけどぉー…」
A「だけど？」
JY「ユノは違うかも…」
A「どう違う？"男"として見れない？"友達"にしか見れない？」
JY「ううん、ちっがくてー…」
A「？」
JY「…私ーを、好きじゃない…かも。」
A「……」
…恋はここまで人格を変えるのか。
ジヨンは「はぁ」とため息をつくと
膝を抱えて顔を埋めた。
ひどく悩んでいる様子。
私は弱気なジヨンの肩を抱いた。
A「大丈夫、ジヨン。」
JY「え？」
A「ユノにとってジヨンは特別だと思うよ。」
JY「…なんでぇ、そう思う？」
A「見てればわかるから(^^)」
JY「…それだけ？」
それ以上に何がある？
熟年夫婦みたいなのに(笑)
JY「Aやソンヒー…よりもぉ、頼ってくれてるーのは、わっかるよ？」
A「んー」
JY「でもそれってぇ、ヌナー…としってぇ見てるからかなぁって思う。」
A「んー…で？」
JY「で？」
A「２人きりになろうとするのも、"ヌナ"だから？」
JY「……」
A「毎日メールしたり電話したりするのも、"ヌナ"だから？」
JY「…違うの？」
ジヨンって自分の事になると鈍感(笑)
だけど人の気持ちは
周りが軽々しく言っていいものじゃない。
時間をかけて
距離を縮める２人だからこそ。
私はジヨンの質問に
「さぁ？」と笑って答えた。
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作者名：natsu
| 作成日時：2012年4月14日 0時
