Begin...【changmin】第３章-Part２- (ページ19)

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第159話はじめて。ページ19

チャンミンが部屋の冷蔵庫から
新しい冷えピタを出して貼ってくれた。

CM「大人しく寝てください。風邪ですか？」

A「う、うん…」

"ハワイの写真がショックすぎて熱が出た"
…なんて、情けなくて言えないよ。

それにまだまだ熱は下がらなそう。

チャンミンと同じ部屋で
一晩泊まるなんて…

…私には刺激が強すぎる。

さっきベッドに押し倒された時
やっぱ…そういう流れになるのかもなんて
期待ではないけれどドキドキした。

チャンミンはやっぱり
そのつもりだったのかな…？

A「……」

私は気がついたらチャンミンを
穴が開くほど見つめていたみたい。

CM「…そんなに見ないでください。」

A「え？」

チャンミンは少しだけ顔を赤くして
照れくさそうに話し出した。

CM「僕はー、女の人と同じ部屋に２人きりになるのも、泊まるこっとも初めてなんです。それに…相手が好きな人なのも当然初めてです。だから…」

"そういうことも初めて"って
言いたいのかな…

勝手に解釈すると
ますます熱があがりそう。

A「……(照)」

CM「そんなに見つめられたら、僕は男だから我慢できないです…今はAが熱があるからー、正直、必死です(笑)」

A「ご、ごめんなさい…(照)」

そう言ってチャンミンは
私に背を向けてテレビをつけた。

もう、本当に心臓に悪い(泣)
早く眠ってしまおう。

本当はせっかくこうやって
チャンミンと一緒にいれるんだから
起きていたいけれど。

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しばらくして
テレビを見ていたチャンミンが
急に内線で何かを頼みだした。

私は何も話さずじっと観察してみる。

数分後、部屋をノックする音。

チャンミンがドアを開けると
次々と運ばれてくる料理。

…もしかして私のも？

「私、全く食べれないよ」って
言おうとしたけど…

A「……(汗)」

まさかそれ全部チャンミンの？汗

CM「いただきまーす。」

笑って手をパチンッと合わせると
すごい勢いですごい量の料理を食べる。

A「ふふっ(笑)」

相変わらず礼儀正しいな。

それに、あのぐちゃぐちゃのお弁当を
すごい勢いで食べていたのを思い出す。

あの時は食べる音しかわからなかったけど
きっとこんな感じだったんだろうな。

私は夢中で食べるチャンミンを
ベッドから微笑ましく眺めていた。