第151話 お泊まり。 ページ11
チャンミンに抱きしめられて
何回もキスをされて…
正直まだ全てを理解できてないけど
今、私はとっても幸せだった。
チャンミンからは前と変わらず
クラクラしそうに甘い香水の香りがして
私の胸をドキドキさせた。
CM「僕は前にあなたに"愛してる"と言いましたっけどぉ…あの日よりも今の方が"愛"の意味がわかります。」
A「チャンミン、私も愛し…」
"愛してる"と言おうとした私を
チャンミンがキスで止める。
CM「僕に先に言わせてください。」
A「……(照)」
CM「A、愛してます。ずっとずっと。」
A「チャンミン…(泣)」
私はまた泣き出して
チャンミンの胸に顔を埋めた。
「違いますねぇ」と言って
私を離すチャンミン。
A「？泣」
CM「Aは？ちゃんと言ってください。」
A「愛してる…チャンミン。」
チャンミンは満足そうな顔をして笑うと
私の瞼にキスをして
「あまり泣くとかわいくなくなりますよ」
と、やさしく抱きしめた。
背の高いチャンミンは私を抱きしめると
私の頭の上に顔が乗っかってしまう。
私の頭上から聞こえてくる鼻歌は
とてもキレイな声で
また私の胸をドキドキさせた。
A「ねぇチャンミン。」
CM「はい？」
A「"Forever Love"歌って。」
それは私がドームライヴで
"チャンミンにこんな風に想われて
歌ってもらえる人がうらやましい"と
ヤキモチをやいた曲。
チャンミンは恥ずかしがって
「嫌ですよぉ〜」と言っていたけど
「いつか歌ってあげます」と
約束してくれた。
―――― ピピピピッ
チャンミンの携帯が鳴る。
でも無視をして出ようとしない。
A「出なくていいの？」
CM「んー…邪魔されたくないです。」
―――― ピピピピッ
―――― ピピピピッ
―――― ピピピピッ
一向に鳴り止む気配のない電話。
CM「あぁぁ〜〜〜もうっ！！！怒」
渋々電話に出るチャンミン。
私は気を使って離れる。
…韓国語で話してる。
事務所の人かな？
私が見ている事に気づくと
チャンミンは日本語に切り替えた。
CM「はい。今日は泊まって行きます。ありがとうございます、ユノヒョン。」
A「えっ！？汗」
泊まるって…ここに？汗
電話を切るとチャンミンは
ニコニコして私を見た。
第152話 ユノの嘘。【YN Side】→←第150話 愛。【CM Side】
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作者名：natsu
| 作成日時：2011年10月12日 13時
