人生色々、考えも色々 ページ31
急激にお酒…しかもワインを
摂取したテミンさんの酔いを覚ますために
パーティ用に作られたテラス席に移った。
｢大丈夫ですか？｣
｢うん、全然平気。
少し酔っちゃったかなってくらいです。｣
｢これ、お水どうぞ｣
｢わあ、気が利きますね、
食べ物のことしか頭に無いと｣
｢師匠、お酒入ると毒舌ですね？
はたまたそれが素なのか。｣
どちらにせよこんな
ギャップの塊のような男は
女性には堪らんだろうな。
私でなければ惚れてるぜ。
私でなければな！
｢ふふ、やっぱり、今日のAさんには
そのブレスレットが一番映えるな｣
｢ん？ああ、これですよね。
いや、本当あの一瞬で判断されるの凄いです。｣
｢お客様の好みや欲しているものを
会話や雰囲気から読みとって、
一番良いものを提供する。
それが出来てこその商売人ですよ｣
｢いや、素直にかっこいいです…｣
不思議な雰囲気とは反して
自分の仕事には明確な在り方と
信念を持っているテミンさん。
私の仕事にも、誰の仕事にも
顧客という者がいる。
私はテミンさんのように
一人一人面と向かってお客様と
やり取りする訳では無いけれど、
接客、商談、全てにおいて
言えることだと思う。
｢私、師匠といたらすごく成長できる気がする｣
｢ふふ、それはどうでしょうね。
影響を受ける人と、自分を伸ばしてくれる人は
必ずしも同じとは言えませんから｣
｢ふ、深い……｣
｢簡単なことです。
例えば僕には学生の頃からの友人が居て
彼の言動、スタイル、発想は今でも僕にたくさんの
インスピレーションを湧かせてくれます。
彼に似合うものを思いついて作ってみると、
あれ？これってこういう人にも合うな…とか。
だからといって僕が彼に付いても
僕は彼らしくはなるかもしれないけど、それは
自分自身が成長するのとは違う。でしょう？｣
｢う、うむ。確かに…。｣
｢迷走する時は迷走して
また戻ってやり直していけば、
少しずつ先に進んでいく。｣
それでいいんです。
そう言って空のどこかを見つめている
テミンさんは、やっぱり不思議な空気を
纏っていて、もしかしたら彼は
私が感じている以上にたくさんの壁や悩みに
ぶち当たってきたのかもしれない、と
そう思った。
｢私はのほほんと、
流れに身を任せて生きてきただけだからな…｣
｢おや？そうですか？｣
｢はい。｣
｢僕には、あなたには何か強い意志が
あるように見えますがね。
出会った時からずっと。｣
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れん(プロフ) - びぃんさん» もちろんです！ (2021年8月3日 17時) (
レス) id: 4472ef1b1f (このIDを非表示/違反報告)
びぃん(プロフ) - れんさん» またまたありがとうございます！本当はもっと2人にちょくちょく関わらせてみたかったのですが、ウチの主人公がほんと闘牛過ぎてそんな間もなくジンくんをものにしようとしてますね笑笑 ぜひとも最後までお付き合い頂けたら嬉しいです！！ (2021年8月3日 16時) (レス) id: 57661bab90 (このIDを非表示/違反報告)
れん(プロフ) - やっぱりいつ見ても面白いです！コメントせざる負えない！ニヤニヤしすぎてやばいです笑更新楽しみにしてます！！毎度毎度コメント失礼しました！ (2021年8月2日 17時) (レス) id: 4472ef1b1f (このIDを非表示/違反報告)
びぃん(プロフ) - れんさん» れんさんありがとうございます！まさかそう言っていただけるとは思ってもいなかったのでとても嬉しいです！！漸く2人がちゃんと出会えました…笑 是非とも今後の2人を見守っていただけたら嬉しいです！ (2021年7月26日 22時) (レス) id: 57661bab90 (このIDを非表示/違反報告)
れん(プロフ) - 凄ぉく、面白いです！なんかもう笑いすぎてお腹痛いですwこれからも応援してます！あと、更新まってます！ (2021年7月26日 17時) (レス) id: 4472ef1b1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：びぃん | 作者ホームページ：https://twitter.com/RJSJJVJ666
作成日時：2021年7月20日 8時
