＜第壱章＞其ノ姿曰ク妖 ページ6
向井side
？「大丈夫ですか？」
「…ん…あぁ…！！」
気づくと布団に寝かせられていた
「…！？ふ、ふっかさんは？？」
？「ふっかさん？…あぁ、あいつのこと？」
彼が指さした方向を見ると同じように畳の上で横になってるふっかさんの姿があった
？「良かったよ…無事で」
？「お前ら死んだらどうしようかと思った」
「そっか…ありがとうな」
助けてくれたんか…よう分からんけど
渡「お前らさ…」
「翔太くん！！ごめんなさい…っても火事はふっかさんが起こしたことなんやけど」
渡「はぁ…だから、もうっ……」
かなり怒ってる様子
渡「…でも…まぁ、無事だったから良かった…いなくなられたら俺も生活上生きていけないし」
「翔太くんっ！！優しい男やん…泣いてまうわ」
渡「それより…そこに誰かいるだろ、康二とふっかじゃない誰かが」
そう言ってお客さんの方を指さす
「あぁ、彼らはお賽銭をしに来てくれたお客さんで…さっき会ったんやけどね」
流石目が見えなくても勘に優れたしょっぴーなだけある
？「ん…俺達のこと？」
「せやせや。そいえばまだ名前聞いてへんかったな…」
？「自己紹介か…いいよいいよ！！しよしよ」
？「うわ…ダル…」
片方はノリが良くて片方は絡みにくいタイプと見た
佐「俺は佐久間大介！！…で、こっちが」
目「目黒蓮……」
佐久間さんは割と社交的な方みたい、目黒さんは…無愛想な態度やな
「俺は向井康二。んでそこの離れて座ってんのがこの神社の主、渡辺翔太やねん。まぁよろしくな」
握手を交わそうとすると
佐「あっ、握手！？…今はだめ。手袋がないと…」
そう言い自分の手を背後に隠した
「え…あ、あぁそうなん！？…なんかすまんな」
そこまで拒否る！？さすがの俺でも傷つくで
「いやいいよいいよ、気にしないで笑」
目「俺はパス、握手なんかしない」
二人とも頑なに握手をしようとしなかった
佐「それよりさ…その渡辺何とかさんってこの神社の偉い人なんだね」
「まぁ…そうっちゃそうやな」
佐「この神社のことならなんでも知ってる感じ？」
そこまでは俺もわからへんけど
俺がそう言おうかどうか迷っていると
佐久間さんはトコトコと駆けていき翔太くんの近くに座った
佐「神主さん…」
渡「…なんだよ急に」
佐「お願いがあります」
渡「何、お願いって……？？」
佐「んー…ゴホン、あの、今日泊めてください！！」
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雨乃ふあ(プロフ) - えなさん» 閲覧していただきありがとうございます。毎日更新できるように頑張ります (2021年3月10日 2時) (
レス) id: bc9832efa4 (このIDを非表示/違反報告)
えな(プロフ) - 面白いです！更新頑張ってください (2021年3月8日 12時) (レス) id: dc9b401a24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨乃ふあ | 作成日時：2021年1月26日 13時
