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向「妖法政議会ってなんやねん？」
「ん…なんだろう」
佐「まぁ、一言で言うと全ての妖を取り仕切る政府？みたいな」
「そうそう、それ」
向「じゃあかなり偉い妖ってこと？」
佐「まぁ、うん」
「まず副総長を務める酒呑童子、それから酒呑童子のお気に入りの百目鬼、あと最近入ってきた新参者の犬神。この三人を合わせて妖界三管領って呼んでいて」
渡「てかなんでその三人だけそんな呼び名がついてんの？」
佐「そもそも派閥が違うというか…」
向「派閥？」
「佐久間くん、それ言ったらまたややこしくなっちゃわない？」
佐「だね、ごめん」
渡「いやいいよ。むしろ話してくれた方がスッキリする」
佐「わかった」
それから一呼吸おいて続きを話し始めた
―――――
佐久間side
「あのね、妖法政議会で人間は良い奴か悪い奴かっていう派閥があってさ」
渡「派閥…？」
「そう、俺やめめは人間は良い奴派閥にいるんだ」
向「あぁ、だから出会った時、俺たちに何も危害を加えんかったん？」
目「そうそう」
渡「でもなんでその三人だって断定できるんだ？」
「コイツらは人間のこと嫌っている、おまけに妖力が強いと人間と接触することも出来るから」
目「それで康二に接触できたアイツらじゃねぇのかなっていう予想」
向「妖力が強いと…ってことはお二人も！？」
「俺はそんなに…笑…あ、でもめめは結構」
目「俺もそこまで」
渡「なんとなくはわかったけど…」
「ごめんね…迷惑かけて」
向「なんで佐久間君が謝るん？悪いのはその三人なのに」
康二は謝る俺に優しく声掛けをしてくれた
渡「でも安心は出来ねぇよな…奴ら"今日のところは引き上げる"って言ってたし、またいつ襲ってくるか分からない」
目「それについては大丈夫、大体の目処はついているから」
渡「本当に！？」
目「あぁ、心配すんな」
「めめ、しばらくの間この近辺を見回ろう。それならもし何かあった時にもすぐに駆けつけれる」
目「まぁ、妥当だな」
向「あ、それならまた屋敷に居ればええんちゃう？…ね、翔太君も賛成やろ？」
渡「そうだな…」
「気持ちは嬉しいけど俺たちの気が奴らに気づかれてバレたってのもあるから長居するわけには…ね」
目「うん…お気持ちだけ頂きます。俺たちは妖なので外にいても平気ですから」
渡「お二人がそう言うなら」
「じゃあ、見回り行くか」
目「そうだな…失礼した」
早くこちらの気を消さないと彼らに迷惑がかかる
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雨乃ふあ(プロフ) - えなさん» 閲覧していただきありがとうございます。毎日更新できるように頑張ります (2021年3月10日 2時) (
レス) id: bc9832efa4 (このIDを非表示/違反報告)
えな(プロフ) - 面白いです！更新頑張ってください (2021年3月8日 12時) (レス) id: dc9b401a24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨乃ふあ | 作成日時：2021年1月26日 13時
