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目黒side
佐「翔太、康二、ふっか！！」
佐久間くんが勢いよく屋敷の扉を開けた
向「こ、今度は誰なん！？！？」
部屋の奥から声を震わせて誰かが叫ぶ
「奥の間だ」
やはり奥の間で縮こまっている人間の姿があった
佐「康二、大丈夫か？」
向「雪男さん…天狗さん…うぅ」
安心したのか静かに涙を流した
「しかし…部屋が荒らされているが何があった」
向「あっと、それ…えっと」
佐「落ち着いて、俺たちがいるから大丈夫」
「ちょっと他の部屋も見てくる」
佐「康二が落ち着いたら俺も行くよ」
―――――
「こりゃひでぇな…」
ただの盗賊の仕業じゃない
それに俺の感が正しければやはりアイツらがここにいる人間を襲いに来たと考えて間違いない
「…これは」
足元に包帯の切れ端が落ちていることに気づいた
「阿部ちゃんのか…」
佐「めめ、康二も落ち着いたみたいだしこっちに来たけど」
「佐久間くん…これ阿部ちゃんの包帯だよね？」
佐「…間違いないな、包帯しているのってアイツぐらいだし」
「ってことは襲いに来たのは阿部ちゃん達ってこと？」
佐「思いたくないけど多分」
「阿部ちゃんはそんなことする奴じゃないと思ってたのに…」
佐「まぁ、阿部ちゃんにその気があっても無くても照に言われたんだろうね」
「あー…そういう？」
俺と佐久間くんが色々考え込んでいる時玄関から大きな声が聞こえた
渡「今度は誰だ！？康二に手を出すな！！」
「翔太、俺たちだよ」
渡「あぁ…何しに来たの？」
「いや、ちょっとね」
―――――
「…という理由でここにいるんだ」
渡「なるほどな、経緯はわかった…それで話にでてきた"阿部ちゃん"とか言う奴はなんなの？」
「それも大事な話に関わってくるんだけど…康二に聞きたい」
向「お、俺！？」
佐「…ん、待って笑。めめいつから康二のこと呼び捨てで呼ぶようになったの！？」
「え、佐久間くんが言ってたから」
佐「急にくるからびっくりした笑」
渡「それはいいから…話進めて」
「それで…襲ってきたのは何人いた？」
向「せ、せやな…結構テンパっていて覚えてるかわからんけど多分三人いた気がする」
腕を組み考える素振りを見せる
佐「妖界三管領…か」
佐久間くんがふとその言葉を零した
渡「妖界三管領って？」
「話せば長くなるんだけどいい？」
渡「俺は別に」
「…妖界三管領っていうのは妖法政議会に居座るトップのヤツらのことを言うんだよ」
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雨乃ふあ(プロフ) - えなさん» 閲覧していただきありがとうございます。毎日更新できるように頑張ります (2021年3月10日 2時) (
レス) id: bc9832efa4 (このIDを非表示/違反報告)
えな(プロフ) - 面白いです！更新頑張ってください (2021年3月8日 12時) (レス) id: dc9b401a24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨乃ふあ | 作成日時：2021年1月26日 13時
