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『ちゃんと話したいから会って話せないかな?』




直ちゃんに連絡した。



いつのまにかズレていっている心をこのままにはできない。





直人『明後日なら時間とれるから、家で待っててくれるかな。』




連絡が来て、急に怖くなる。





私…直ちゃんと本当に離れてしまうんだ…。





自分が決めたことなのに、突然怖くなる。



だって、ずっと一緒だったから。



あの日、あの居酒屋で直ちゃんに声かけられて、たくさん話して、好きになって…。




いつからこんなにもズレてしまったのかな。





ずっと好きだと思ってた。


好きなことに変化なんて無いって。




だけど、簡単だったな…。





直ちゃんが私じゃなくて由美さんを選んだ。



そして、私も…。








ガチャッ







直ちゃんの部屋の鍵が開く音がした。




最後の…直ちゃん。






直人「…結構待たせちゃった?」




愛しいと、心が想っても、これ以上は私は一緒じゃない。







「…ううん。そんなに待ってないよ。」





最後だとわかっている彼の顔を見て、泣きそうになった。

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作者名:moon0629 | 作成日時:2020年12月9日 2時

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