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165話 ページ6

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ギイィィィと扉が開く。

全員が音の方に視線を向けると、


「……仏?」


人よりも大きい仏が出て来た。そして顔が三つ。阿修羅だ。それもただの阿修羅ではない。三つとも目はなく、代わりに口が大きく開いている。


中「チッ。気味の悪りィ仏じゃねェか。」

「んじゃま、二人とも頑張ってよ。応援してる!」

敦「笠原さん……。」

芥「…貴様、後で覚悟しておけ。」

「何で!?」

ぐちぐちと文句を言いながらも、二人揃って阿修羅の前に立つ。気味の悪いその姿に、眉が寄るが此奴を倒さなければ、ここから出れない。


敦「行くぞ。」

芥「僕に指図をするな。」


虎の手をした敦が阿修羅に殴りかかる。避けた阿修羅を待ち受けるかのように、芥川の羅生門が牙を向ける。何やかんだ言いながら、フィッツジェラルドとの闘いで、お互いの動きが分かっているようだ。

神「あの二人凄いね。殺り合ったら面白そうだ。」

「物騒なこと言うな。」

しかし二人の攻撃を嘲笑うかのように、避けて行く阿修羅に二人の体力は奪われていく。


芥「くっ…!」

一旦距離をとった二人。攻撃をしても避けられてしまっては意味がない。


国「あの阿修羅、二人の攻撃が判っているのか?」


「見えなくても、気配で分かったら変わりはないよ。ただ」




あの大きな口が気になるな____________





その後も敦と芥川の攻撃が続くも、さっきと何も変わらない。二人の体力が限界に近づいて来た頃、阿修羅の様子に変化が見られた。


敦「……口が先刻より、大きくなってる?」

目が無い分、顔の半分を口で占められている。はっきり言って気持ち悪い。


「何で見たくも無いものを見せられてんだ私は。」

神「あの仏、ちゃんと歯磨きしてるのかな?あそこ黒いよ。」

「あ、本当だ。」

中「手前等は何の話をしてンだよ!!」





いや、歯磨きは大事だぞ!って話だよ。




.

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NUTS Y(プロフ) - 一気見しました!個人的には早く戻って最終的には神威オチなのかなと思いながら見てます! (7月3日 16時) (レス) @page41 id: f725ce1dcf (このIDを非表示/違反報告)
イッチー - 一気読みしました、続きがとても楽しみです!これからも頑張ってください!お身体にお気をつけて (6月30日 23時) (レス) @page41 id: a4b78f2cca (このIDを非表示/違反報告)
- 早く続きが見たいです!ゆっくりでもいいので更新待ってます! (2023年1月26日 12時) (レス) @page41 id: 2bc0f45ebb (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - 滅茶苦茶好きです!応援してます!o(^-^)o (2022年3月6日 8時) (レス) @page40 id: 63e7cbea6f (このIDを非表示/違反報告)
- 黒の時代、もっと続きみたいです‼ (2022年1月17日 17時) (レス) id: 268141ac8f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ババロア x他1人 | 作成日時:2017年8月20日 21時

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