三十五 ページ35
朝、荷物を全て持ち部屋を出る
コツコツと廊下を歩き、来たのは総統室
時間は７時。総統は起きていないだろうか
コンコン、扉を叩く
「誰だ」
「総統閣下。Aです」
「入れ」
ガチャ、と大きな扉を開き部屋に入る
「失礼します」
「嗚呼、どうした」
「…これを私に来ました」
スっとグルッぺンが座っている机に封筒を出すA
封筒には《退職届》そう書かれている
「…これは」
「総統閣下、申し訳ありません。
我々軍を抜けたいと考えております。出来れば、今日中に
無理でも早急に出ることが出来ればなと考えております」
なにか考えるような素振りをし口を開くグルッぺン
「理由は」
「実は…」
理由を話すとグルッぺンは了承してくれAが大きな荷物を持っているのを察してすぐに出ていいという許可を貰えた
「では、グルッぺン総統閣下。また会える日が来れば」
「嗚呼、気をつけろよ」
「ありがとうございます」
バタッと扉を閉め、またコツコツと歩き出す
軍の門を出て振り返る
「皆さん、お元気で。
また会うことは、無いかもしれませんが」
門番に、今までありがとうございましたと一礼し城下へと歩いていく
ーー
1話1話短くてすみません。続編無しで完結しそうです
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ヒメリ - めちゃくちゃ泣きました、ゔぅぅぅ声を荒げて泣きたいぃぃ (11月10日 0時) (
レス) @page50 id: 15632a9ca1 (このIDを非表示/違反報告)
白米の無い弁当 - ぁぁ…こんな神作品こりゃ泣くわ……グズｯ泣く時声出さへんけど声出ちまった………ゔわぁぁぁぁぁん… (5月7日 20時) (レス) @page50 id: b86b104ca2 (このIDを非表示/違反報告)
りと - ああもう、泣かせますねぇ…。苦しいけど、前を向いて生きていく姿に更に泣かされました。気の利いた言い回しは出来ませんが、本当に素晴らしい作品だということだけ、伝えさせていただきます。お疲れ様でした。 (5月5日 19時) (レス) @page50 id: 3c068a4e58 (このIDを非表示/違反報告)
うぬっぴ - 泣きました。泣いてる時に、テレビからちょうどよく、悲しい感じの歌が流れてきて…。壁に頭を打ち付けながら、『泣けるハッピーエンド』と言いながら泣いてました。最高の作品です！読んでて楽しかったです！ (2023年1月2日 20時) (レス) @page50 id: 07186dcafa (このIDを非表示/違反報告)
サラミ - めちゃくちゃ泣きました。本当に素晴らしい作品をありがとうございます。ちょっと布団取ってきますね。バスタオルだと足りなくて･･･() (2022年9月20日 21時) (レス) @page50 id: 82adb6822c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨宮 | 作成日時：2022年8月5日 18時
