【鬼滅の刃】憩の呼吸とか以前に私ここの世界線の人間じゃないので！其の弐

一発勝負 ページ7

今の私の体力は無いに等しい

あちこち打撲して

肋は三本、足は二本折れている

精神的にもだいぶしんどい


だから、勝負は一瞬だ


本当に攻撃力が最も高いのは拾ノ型

成功確率は10回に3回

おまけに一回使ったらしばらく動けない代償付き


成功する時のタイミングは分かってる

音がぴったりはまるのだ

それまで時間稼ぎをしようじゃないか


『憩の呼吸 弐ノ型・踏青！！』

『伍ノ型・�匯�！』

『肆ノ型・傀夏！！』

何回も呼吸を繰り返し猗窩座に攻撃を仕掛ける

勿論攻撃が当たることは無い

猗窩座はつまらなさそうに私を見ている

なぜ一思いに殺してくれないのかは分からなかったけど

この長い茶番に付き合ってくれていた



猗窩座「興醒めだ」

この闘いに飽きたのか猗窩座の瞳が鋭くなる

血走ったような瞳は失望をたたえていた

まだ、まだ準備が整っていないのに

『まだだ！！！！』

間合いに入り込み

刀を振るう

猗窩座はもう私を見ていなかった

その目は地平線をとらえていた


何度も何度も拾ノ型をしようとした

でもダメだった

タイミングが合わない

うまく踏み込めない


猗窩座の拳が飛んでくる

もろに腹に当たった

『げほっ』

内臓を殺られた

辺りに血が広がる

猗窩座「次会う時は、命はないと思え」

どうやら陽が登ったらしく気がつけば猗窩座はいなかった

『はっ、はっ、』

息が整わない

体の節々が痛む

きっと肺もやられている

角海老くんを藤の家紋の家に連れていかなければ

きっと、きっと、まだ間に合う

上弦こっわ！！→←鮭大根、冨岡さんに作って貰う予定

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