【鬼滅の刃】憩の呼吸とか以前に私ここの世界線の人間じゃないので！其の弐

再びね！！！ ページ32

来る途中の道を思い出しながらのんびり歩く

たまにはこんなのも悪くない

20kmくらい先の街に蜜璃ちゃんおすすめのぜんざいがあったような…

歩いていけば日が昇る頃に着くだろうから時間ぴったり

ちなみに蜜璃ちゃんとは一緒に甘い物巡りをする仲だ

『…ッ！！？？！！』

唐突に真っ黒な気配が現れた

目を凝らせば少し先に民家がある

鬼か！！

『間に合え！間に合え！！』

善逸式で脚に力を込める

なんだこれ爆速すぎる

数百メートルは離れていたのに一瞬で着いた

『オラァッッ！！！』

どうせならかっこいい感じで入りたかった

ちゃんと考えておこう

という巫山戯た考えは鬼の姿を認めて一瞬で消え去った

『猗窩座…』

猗窩座「お前は…あの時の鬼狩りか」

猗窩座に掴まれている頭には胴は無かった

『ッチ』

助けられなかった不甲斐なさに苛立ちが募る

それと同時に今の私がどれだけ強くなっているのか試してみたくなった

ここら一帯に人はいない

なら全力で狩るのみ！！


『憩の呼吸 弐ノ型・踏青』

グッッッと踏み込み目の前に迫る頸に刃をあてがった

その瞬間の猗窩座の顔は驚きと愉悦で満ちていた

猗窩座「お前名をなんというか」

『鬼に名乗る名などない』

角海老くんの仇もとらせてもらおう

闘志に殺意も込める

『憩の呼吸 漆ノ型・夷則』

高速で猗窩座の周りを回る

動きを見切られないように更に動きをはやめた

猗窩座「強くなったのだな！鬼になれ！お前も！！」

満足そうな笑顔を浮かべているのが頭にくる

余裕なのかこいつは

めちゃくちゃ腹立つなオイ

下に回り込み頸を狙った

猗窩座「甘い」

飛び上がり避けられる

刀身は猗窩座の腹を貫いた

『クソッ』

どうにも余裕が無い

角海老くんの笑顔がちらつく

苛立ちが募って、募って仕方ない

激おこなんちゃら→←柱としての初任務

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す